「ドイツまちづくりQ&A」への質問の記録
ここに示しているのは、本ページ開設から2000年末までの記録で、古い順に並んでいます。質問を下さった方々のご協力に対し、感謝いたしております。
97年4月15日(Tue)9時32分
質 問:これは質問のテストです。皆さんもこの要領で「ドイツまちづくり」に関する質問をお寄せ下さい。お待ちしております。
お名前:阿部成治 / 所 属:福島大学教育学部
97年5月1日(Thu)15時27分
質 問:是非、「旅ROM ロマンチック街道 気球で巡るドイツ中世都市」をご覧ください。QuickTime VR を屈指した商品です。
お名前:株式会社ユニマット / 所 属:
97年5月2日(Fri)0時26分
質 問:ドイツでは、自宅の前の雪かきをしないと、人が滑ってこけたとき、その家が治療代を払うので、みんなせっせと、雪かきをするそうですが、本当ですか。
お名前:ドイツ好き / 所 属:
97年5月2日(Fri)11時51分
お答え: んー、雪かきのことはちょっとわかりません(機会があれば誰かに聞いてみます)。雪に関係して私の知っていることを書かせていただくことでご勘弁下さい。
1.ドイツでは日本ほどの大雪は降りません。日本の場合、日本海を渡ってくる季節風が山にぶつかるのが大雪の原因ですが、ドイツは地形が違います。
2.私が91年の2月にドイツへ行った時に雪に見舞われましたが、雪が積もった夜の翌朝には、滑らないように通りに土片がパラパラと撒かれていました。誰が撒くのか聞いておけば良かったのですが・・・。車道には塩がまかれることもある、という話しでした(但し、ドイツ全土でそうなのかはわかりません:ドイツは連邦制です)。なお、ライン地方の方は、「この2〜3年、雪が積もらなかったので、ひさしぶりだ」と話されていました。
質 問:ところで、私にも質問があります。ロマンチック街道の QuickTime VR を見たいと思っていろいろ検索したのですが、見つけることができませんでした。2つ上に書かれたユニマットの方、是非URLを教えて下さい !
お名前:阿部成治 / 所 属:福島大学教育学部
97年5月17日(Sat)5時21分
質 問:フライブルグの環境定期券の概要をご教示ください.
お名前:梅村 透 / 所 属:
「市電について」に「フライブルクの環境定期券とはどのような定期なのですか」を追加いたしました(97.05.19)
97年11月26日(Wed)16時31分
質 問:HP、楽しく拝見させていただきました。先日の講演で、フライブルクの路面電車によるまちづくりについてお話を聞きました。私は函館や長崎の街が好きで、それはきっと路面電車が走る港町だからだと解釈しています。オランダにしろドイツにしろ、やはり住民の意識の高さと、法規でのバックアップがあるから出来るのではないかと考えます。その中で感じるのは、自転車の扱いです。日本は雨や坂道、駐輪場の問題で、あまり普及していないようですが、ドイツではどのような扱いになっているのでしょうか。断片的に事例を耳にしたことがあるのですが、いまいち良く分かりません。教えていただけると幸いです。
お名前:まちづくりに関心のある学生 / 所 属:東京理科大学
あらたに「自転車について」という項目を作成いたしました(97.12.01)
97年12月8日(Mon)14時30分
質 問:(路面電車に関連して)ドイツでは、路面電車沿線の土地開発を促進させたり、路面電車が都心の活性化に効果的に寄与できることを目的とした土地利用政策やIncentive(例えば、”駅周辺”の容積率の緩和や建物の駐車場規制の緩和など)はなにかありますでしょうか?教えていただけないでしょうか。
お名前: / 所 属:大学院学生
十分な答えではありませんが、「ビルを建てる時の駐車場整備の義務について」を修正し、「ドイツの容積率はかなり低いようですが、都心活性化のためのインセンティブはありませんか」を追加いたしました(97.12.14)
98年1月10日(Sat)16時6分
質 問:私はこの10月までミュンヘンにいましたが、ミュンヘン市内の各所においてかつての軌道跡がそのまま残されておりました。それも併用軌道ならバスレ−ンとして利用できるのでしょうが、専用軌道なのです。路線を復活させる意図がある区間でもなく、不思議です。これはどうしてなのでしょうか。何か都市計画上撤去を躊躇させる理由があるのでしょうか。
お名前:高岡裕明 / 所 属:日本通運
事情はわかりませんが、推測した結果を「ミュンヘンの旧軌道跡がそのまま残されているのはなぜでしょうか」として「路面電車について」に追加いたしました。(98.01.19)
98年3月6日(Fri)14時41分
質 問: はじめて質問をします。名古屋の中京大学社会学部3年の、栗原和孝と申します。私は「路面電車の復権」に3年前から興味があり、昨年夏にはドイツに行き、LRTに実際に乗ってみるなど、いろいろと調べてきました。ドイツでの活躍ぶりを見て、きちんと整備すれば(ドイツのように手厚く保護すれば)日本でも十分やっていけると思いました。 しかし、です。当のドイツでは、最近のマスコミの報道などを見ておりますと、財政が非常に苦しく、特に文化予算はかなり減額され、あちこちで昔からの歌劇場が閉鎖されている・・・、などといったニュースが伝わってきています。こういう動きは、交通機関にも及んでくるのでしょうか? もしそうなったら、路面電車は大丈夫なのでしょうか?(暗い話ですみません。)
お名前:栗原和孝 / 所 属:中京大学社会学部社会学科3年
むずかしい質問ですので、ここに私の考えを書くだけにさせてください。確かにドイツの財政は苦しいようです。原因は統合後の社会状況のみでなく、一連の税制改革にもあるようです。でも、そのうちなんとか方法を見つけるだろうと思います。莫大な借金の返済方法を決めないまま国鉄を民営化してしまった日本と違い、増税をして民営化したような国ですので。今年は連邦議会の選挙もあるので、各党がどんな政策を出すのか注目されます。(98.03.09)
98年3月10日(Tue)14時28分
質 問:ドイツ語でメロンはなんと言いますか?
Melone、メローネです。ドイツ後の名詞には性があり、メローネは女性名詞です。なお、ドイツ語は英語に比べて発音が簡単で、語彙もあまり多くありません。高田君、早く大学生になってドイツ語を学ぼう !(98.03.10)
98年3月10日(Tue)14時34分
質 問:ドイツで一番高い塔は何タワーですか?
最近はあちこちの都市にタワーが建っていますが、どこが高いのか知りません。なお、ドイツで一番高い山はビルネンコプフだと聞いています。(98.03.10)
98年3月12日(Thu)14時13分
質 問:1.ドイツの家は,どんな家ですか? / 2.ドイツで人気のペットは何ですか? / 3.ドイツの名物は何ですか? / 4.ドイツの観光名所はどこですか? / 5.ドイツにはいくつの季節があるんですか?
お名前:小6-2の一部 / 所 属:小6-2
- 上の3つの質問は、金沢市にある小学校の6年生が、世界の国々について調べる活動のなかで行ったものです。当初は、他にも2つ質問があったのですが、明らかにふざけた内容なので、生徒のプライバシーも考え、校名と一緒に削除いたしました。
- 12日に受け取った質問をきっかけに、教育へのインターネット活用に関して疑問を感じました。質問に適当に答えることは簡単ですが、それはインターネットの目ざしているものに反するのではないか、と思ったからです。確かに、見も知らない同士がコミュニケーションを行えるのことはインターネットの長所ですが、その交流は相互の理解を深める方向で行われるべきです。「ドイツの家」にはいろんな種類があり、文字情報に頼っているこのページには説明が困難です。「ドイツの名物」と「ドイツの観光名所」は、受け取り方でいろんな回答になります。
- 私がとくに気になったのは、最後の「ドイツにはいくつの季節があるんですか」という質問です。4つ、と答えることは簡単ですが、「日本と同じか」と受け取られるとしたら心外です。北海道の季節には似ていると思いますが、この福島や、東京、そして沖縄の季節とはかなり違うからです。しかも、日本海側の冬は太平洋側と違います。京都に関して、金沢出身の友達から「冬の天気がいい」と聞いたことがありますが、南九州で育った私は「京都の天気が良くないのは盆地だからかな」と思っていたので、驚きました。
- こういうわけで、私は、「地理等の授業でホームページを利用する際は、調べたい国や地域にあるホームページを利用することを基本とするべきだ」、と考えるようになりました。このためには英語等の外国語が必要なので、小学生の段階では国内の地域による差を知ることが中心になるだろうと思います。
- なお、外国語に関してひとつ言いたいことがあります。それは、「英語だけでは不十分だ」ということです。私はよくドイツのホームページを訪問しています。もちろん英語のページもありますが、ちょっと詳しく知るにはドイツ語が不可欠です。ホームページを通じて知り合ったあるドイツの方から、「英語のページを作るといいのだろうが、自分には無理だ」とメールをいただいた経験もあります。「インターネットの普及で、英語がますます重要になる」という意見を聞いたことがありますが、むしろ「世界にはいろいろな国があり、いろいろな言語が使用されている」ことが理解されることを希望したいと思います。
ところで、質問をいただいた小学生のみなさん、このページはもともとドイツの「路面電車」と「大型店」を説明しようとして作成したものですが、金沢市にも路面電車が走っていたことを知っていますか。各地に路面電車についてのホームページがありますが、まだ金沢についてのページは見たことがありません。(98.03.21)
98年6月5日(Fri)19時49分
質 問:質問ではありません。昔紹介していましたミュンヘンの特集ですが仕事にかまけ(ちょっと4,5月に引っ越しがあったもので)お送りするのを忘れていましたが、一部コピーしましたのでお送りします。遅くなって申し訳ありませんでした。
お名前:高岡 裕明 / 所 属:日本通運株式会社
先ほど受け取りました、ありがとうございます。読んで新たなことがわかったら、ホームページの内容に反映させるつもりですので、よろしくお願いします。(98.06.11)
98年6月17日(Wed)23時56分
質 問:お聞きしたい事があるのです。いろいろなところで質問したのですがどなたも知らなくて、もう先生しか頼れません。ドイツの上棟式みたいなときに屋根の上に花の飾りみたいな物を付けるのですがそれがなにを意味するのか教えて下さい、お願いします。日本の場合は弓を矢で厄除けの意味があるということですがそれとは違うようなのです。
お名前:小吉 / 所 属:日本大学
私は、小吉さんの質問で、初めてドイツの上棟式の飾りものについて知りました。「私にもわかりません」と回答しようかと考えましたが、メーリングリスト仲間の協力で、何とか「ドイツの上棟式で屋根の上につける花の飾りみたいな物が何を意味するのか、教えて下さい」を追加することができました。(98.06.22)
98年6月24日(Wen)16時5分
質 問:旧DDR地区における、BAUHAUSの建築家が設計した建物、DDR時代の建物の維持・管理・補修状況についての調査をしたいと計画しています。そのための情報を集めています。先生ご自身の情報とか、ドイツ人建築家・建築関係Prof.でこの件に関するパートナーとなって下さる方をご存じでしたら是非教えて下さい。尚、研究費が付けば、協力者への実費の支払いは可能の予定です。当方ドイツ語かなり堪能、英語はだめです。以上宜しくお願いします
お名前:笹川和郎 / 所 属:第一工業大学・建築学科・教授(鹿児島・国分市)
笹川先生にはメールで連絡しましたが、私はバウハウスに関する情報を持ち合わせておりません。デッソウ市のホームページでKultur/Tourismusをクリックするとバウハウスに関する簡単な説明までたどり着けますが、1975〜76年に当初の姿に忠実に修復したそうです。この件に関して何か情報をお持ちの方はご連絡下さい。(98.06.27)
98年7月8日(Wed)8時32分
質 問:アメリカの圧力もあって、日本の大店舗法は大幅に緩和され、かわりに環境に関する法律で規制されるようになると聞きました。それは通産省のなわばりからは外され、ドイツのように都市計画的にコントロールされるということですか? それから日本でもドイツでも、出資源に関する規制はあるのでしょうか。外資の大型店進出は、国内資本の場合と違う等という状況はありますか。
お名前:ひとみ / 所 属:学生
「まちづくり裏表事典」にも書きましたが、大店法にかわり、2000年から大規模小売店舗立地法、中心市街地活性化法、改正都市計画法の「3点セット」が登場します。都市計画法は建設省が扱いますが、大規模小売店舗立地法は通産省が主管しますし、近く施行される中心市街地活性化法でも建設省、通産省、自治省の3省が協力してあたるので、通産省の縄張りからはずれるわけではありません。なお、ドイツには外資であることを理由にした制限はないようですが、外資系デパートの撤退例があるという話は聞いたことがあります。(98.07.13)
98年7月8日(Wed)11時58分
質 問:ドイツのゴールデンプランに関するサイトのアドレスをご存じでしたらお教え下さい。
お名前:東 一 洋 / 所 属:株式会社日本総合研究所 研究事業本部
すいません、ドイツ版ヤフーなどを利用して調べたのですが、見つけることは出来ませんでした。(98.07.13)
98年7月15日(Wed)14時1分
質 問:HPとても楽しく読ませていただきました。はじめて質問いたします。先日、ドイツ人の方から、「ドイツでは法律の縛りが強いので、住民参加のまちづくりは日本ほど活発ではない」ということを伺いました。でも、ドイツではB-プラン策定の過程でかなり頻繁に住民集会を開いていると思います。日本とドイツの住民参加システムの違いなどを教えていただければと思います。また、その中におけるコンサルタントや法律家など民間の専門家の立場などはどのようになっているのでしょうか。
お名前:高雄 綾子 / 所 属:株式会社 社会工学研究所
興味ある質問をありがとうございます。「ブーザーさんの講演から」で住民参加の問題点等に触れていますが、ドイツ都市計画での公的参加制度自体の説明が抜けているのに気づきました。近く説明しますので、お待ち下さい。(98.07.18)
98年8月17日(Mon)18時16分
質 問:私は大学で自転車道路について研究している者です。9月にフライブルクに行って自転車に乗ってこようと思っているのですが、ガイドさんから「日本と違ってドイツの自転車道は車並みのスピードを出さないといけないので危険だからやめてくれ」と頼まれてしまいました。本当ですか。しょっちゅう自転車に乗っている私でもドイツで自転車に乗るのは危ないのでしょうか。
お名前:藤井真紀子 / 所 属:岡山大学大学院工学研究科土木工学専攻
「車並みのスピードを出さないといけない」というのは、ちょっと誇張しすぎだと思います。日本よりは速いかもしれませんが、向こうでも子供が自転車に乗っていますし、車並みということはありません(もっとも、フライブルクの住宅地では車は時速30kmまでしか出せないので、結果的に車並みの場合もあります)。ガイドさんは、事故でも起こされたら大変だ、と思っているのかも知れません。藤井さん、気をつけて乗って下さいね。(98.08.18)
98年9月11日(Fri)6時5分
質 問:前略 初めて寄稿します。 ある新聞で、中心市街地の活性化についての国際シンポジュウムが福島市で、来る10月12(月)、13(火)日に開催されると知りました。是非参加したいと思い、新聞社に問い合わせましたが、これ以上詳しいことはわかりませでした。近々、海外の街づくり事例の研究に出向く予定です。その前に最近の街づくりの議論のポイントを十分に把握しておきたく、もしこのシンポジュウムにつきまして、参加方法など詳しいことがわかりましたら、お教え願えませんでしょうか。 大変不躾なお願い事で眞に申し訳ありません。よろしく御願いいたします。 では、取り急ぎ要用まで
お名前:毒島 龍一 / 所 属:千葉短期大学 教授
福島市役所(Tel.024-535-1111)の中心市街地整備推進室まで連絡いただければ、資料等を送っていただけるそうですので、よろしくお願いします。(98.09.14)
98年9月30日(Wed)12時3分
質 問: 私は、「路面電車がなぜ見直されているのか」ということをテーマに大学の卒業論文を現在、書いているものです。さて、ヨーロッパの市街地では車の渋滞による大気汚染がひどく・・・という内容の文章をよく目にします。だからバスなどではだめで路面電車なんだと言っていますが、そんなにヨーロッパの街の大気汚染とはひどいものなのでしょうか? (ストラスブールの市長であるローランド・リースさんも、大気汚染がとにかくひどく・・とおっしゃられていたし・・)
お名前:栗原和孝 / 所 属:中京大学社会学部社会学科4年
あまり自信がありませんが、「その他いろいろ」のなかに「ヨーロッパの町では車の排気ガスがひどい、というのは本当ですか」という項目を設け、わかる範囲で説明を試みましたので、ご覧下さい。(98.10.02)
98年10月2日(Fri)14時17分
質 問:ドイツでは、高齢化に対応したまちづくりが体系的に実施されており、例えば一般住宅と福祉施設が合築されているような事例があると聞いたのですが、実例や参考になる資料等ありましたら教えていただけないでしょうか。いろいろ調べてみたのですが,見つからずに困っています。よろしくおねがいします。
お名前:宮尾 半弥 / 所 属:
たしかに、各地にある団地には中心近くに高齢者用の施設が建設されている例が多いようですが、合築については聞いたことがありません。福祉施設については私の専門的な分野からかなり離れているので資料もありませんが、何か見つけたら連絡したいと思います。(98.10.04)
98年10月10日(Sat)0時43分
質 問:阿部先生書かれたプラン策定フローの中の「提案」とはどのようなものなのでしょうか? もしお分かりでしたらお教えください。
お名前:小泉秀樹 / 所 属:東京大学都市工学科都市計画研究室
「プラン策定と住民参加」の策定フロー図に続く「市民の参加するチャンスは2回なのですか」に説明を追加致しましたので、ご覧下さい。(98.10.15)
98年10月13日(Tue)11時3分
質 問: 先日、ドイツの大気汚染の件で質問させていただいた、中京大学4年の栗原和孝と申します。さて、その排気ガスによる大気汚染がひどい原因に、「大陸性気候だから」と書いてあった文章を見つけました。大陸性気候だと、大気汚染がひどくなるのでしょうか。ところで、そうでなくてもヨーロッパの人は大気汚染などにすごく敏感(日本人に比べて)だと私は思うのですが先生はどうお考えでしょうか?
お名前:栗原和孝 / 所 属:中京大学社会学部社会学科4年
どなたが書かれたものか知りませんが、海岸沿いのために海風と山風が交互に吹く日本と違う、ということかもしれません。大気汚染への敏感さの違いについては初耳です。日本と違い、都市中心部の幹線道路沿道に戦前に建ったアパートが並んでいるケースが多く、被害者数の大きさが関係している可能性もあると思います。(98.10.15)
98年10月18日(Sun)21時44分
コメント:中京大学栗原さんの質問に関して。
「風の道」に代表されるように、都市気候に配慮した街造りはドイツで盛んに議論され、その効果の程はともかく、具体的な実施例がいくつかあります。南西ドイツでは風速が弱く、よどみやすい、という指摘もあります。海岸までの距離が比較的短く、とりまく地形の複雑な日本の都市の多くは、気圧傾度が小さい静穏な日においても、海風や山風など局地的な流れの影響を受けます。内陸に位置し、なおかつ比較的地形の平坦なドイツの都市とは背景が異なります。風の道には、土地利用の差(緑地と宅地)やわずかな高低差に起因する局地的な流れすらも大気浄化や市街地の冷却に活用しよう、という思い入れが感じられます。夜間、都市の後背地(丘陵など)で形成された冷気が市街地に流れ込む現象を活用して、市街地の地表付近に滞留する大気汚染物質を吹き飛ばそう、さらにはヒートアイランドを緩和しよう、またそうした冷気流を妨げるような建築を抑制しよう、というのが風の道のコンセプトです。日本でもいかがでしょうか。 先日この分野に関する国際シンポジウムがカールスルーエでありました。冷気流については観測例は豊富にありますが、理論的な詰めが甘いと感じました。
さて、もう一つ、日本人とドイツ人の感受性の違いについて。データを見ていませんが、彼らはオゾンに特別敏感なようで、一生懸命測定しています。しかし街の測定局に表示さ
れる数値は、東京周辺の値に比べそんなに高いとは思えません。感受性の違いは調べてみる必要があります。
お名前:一ノ瀬俊明 / 所 属:フライブルク大学気象学科
一ノ瀬さん、コメントありがとうございました。(98.10.19)
98年10月19日(Mon)14時43分
質 問:研究で環境問題を取り上げていて、自動車の代わりになる交通手段として路面電車を調べています。環境問題対策&路面電車といえばドイツ!ということで、何か参考にすると良い文献やHP等ありましたら、教えていただけませんか?
お名前:せと / 所 属:
文献ということであれば、このホームページにも名前が出てくる共立女子大学の青木英明先生、および私が書いたもの程度でしょうか。ホームページについては、「路面電車について」の下の方からリンクを引いている「路面電車を考える会」、およびドイツまちづくり情報のリンク集「ドイツへ行こう」のホームページを訪問し、そこにあるリンク集を丹念に見るのがいいでしょう。(98.10.20)
98年12月3日(Thu)13時25分
質 問:フライブルグの環境問題、環境対策などについて研究しようと思っています。DSD(デュアゥシステムドイチュラント)社について、その設立から問題点まで詳しく調べたいのですが、何か参考になるHP等が会ったら教えてください。
お名前:吉野加奈子 / 所 属:福岡大学人文学部ドイツ語学科
DSD社のホームページはここにあります。かなり前のことですが、雑誌シュピーゲルに、当初はもっと厳しい案も検討されていたが、妥協の産物として企業側提案によってDSD社が誕生した、と載っていたような記憶があります。それから、5年前にドイツへ行った時には、テレビに「分別作業が大変で、マーク使用料の値上げが必要だ」という話しが流れていました。(98.12.04)
99年1月20日(Wed)14時48分
質 問:私は、卒業論文で、来年ドイツの都市計画について書くことになりました。何か参考文献があれば、教えていただきたいと思います。宜しくお願いいたします。
お名前:ひがし りかこ / 所 属:大阪教育大学教養学科欧米文化 【ドイツ語圏】
現在ある代表的なものはつぎの2冊でしょうか。
1.「都市計画法の比較研究」(日本評論社)巻末に詳しい文献リストがついている
2.「現代の都市法」(東京大学出版会)
なお、図書館に行けば、以前私が訳した「西ドイツの都市計画制度」(学芸出版社)があるかもしれません。それから、私のホームページ下の「簡単なプロフィール」に紹介している私の発表も参考にして下さい。(99.01.20)
99年2月1日(Mon)13時0分
質 問:お尋ねしたいのですが、HPにあったオーバーハウゼンに出来たショッピングセンターですが、更に詳しい資料、書籍等がありましたら教えていただきたいのですが。また、最近ドイツ内にオープンしている巨大遊園地情報等ありましたら、教えて下さい。
お名前:原口 / 所 属:余暇通信
「ツェントロ」に関してホームページに紹介していることは、私が現地を訪問して入手した情報と、だいぶ前に雑誌Stadtbauweltに載っていた「カナダからの投資が断念されそうだ・・」という話を基礎にしたものです。なお、巨大遊園地情報ですが、フライブルクとカールスルーエの間のアウトバーン沿いに大きな遊園地があると聞いております。(99.02.04)
99年2月9日(Tue)19時38分
質 問:ドイツで、コミューンに州政府のお金でコンサルタントが張り付き、地域づくりを支援する制度があると聞きました。その制度の名称、制度概要などについてご存知でしたら、または適当な文献がありましたらお教えいただきたく存じます。
お名前:小林伸生 / 所 属:会社員
たしかにそのような制度があってもおかしくないと思いますが、具体的情報は持ち合わせておりません。同じ「ドイツ」と言っても、東と西ではプラニングの状況が大きく異なり、さらに州によって特色があります。たとえばノルトライン・ヴェストファーレン州が、エコロジー的都市計画のコンペを行い、3つの自治体を補助対象に選んだ、というように、州によっていろいろで、連邦が補助を行うケースもあります。どの州の話かわかれば、調べる方法もあるだろうと思いますが・・・(99.02.10)
99年2月20日(Sat)13時42分
質 問:ドイツは、環境対策においてすすんでいますが、それは、どのようなきっかけが、あってはじまったのか
お名前:katou / 所 属:tamagawagakuenchugakubu
これは日本人が知りたいと思う典型的な質問のように感じます。ご質問の「環境」の理解の仕方にもいろいろありますが、答え方には少なくとも3つの種類があると思います。「その他いろいろ」のページに3つの回答を載せてみますが、このどれが事実なのか、あるいは別に回答があるのかはわかりません。katou さん、私と一緒に回答を捜す旅をしませんか ?(99.02.23)
99年2月22日(Mon)11時20分
質 問:ドイツの人口は約何人ですか?
お名前:山崎稔 / 所 属:小学生
山崎君、学校の図書室で調べたらすぐわかるはずです。わからない時は、先生に聞いてみて下さい。(99.10.03)
99年4月29日(Thu)1時4分
質 問:漠然とですが、御質問させていただきます。ドイツのランドシャフトプランとは何か、詳細を教えて下さい。また、ランドシャフトプランが現在の広域緑地計画論にどのような影響を与えたか教えて下さい。宜しくお願いします。
お名前:戸田 公一 / 所 属:1級造園施工管理技士
私は自然保護に関してはあまり詳しくないのですが、最近、ビオトープやランドシャフトプランが話題になるので、知っている範囲で「ドイツの自然保全について」といったページを作った方がいいように思いました。今はとても時間がないので、2つの点を紹介するだけにさせて下さい。
(1)ランドシャフトプランとは連邦自然保護法によって定められている計画です。この意味で、都市的な計画であるFプランやBプランと並列です。ところが、憲法の定めにより、自然保護に関することは州に自由度が認められているので、細部は州で異なり、これがランドシャフトプランをわかりにくいものにしています。
(2)この分野に関して、いくつか文献が出ています。たとえば、井手久登・武内和彦「自然立地的土地利用計画」(東京大学出版会)や、エルマー、他(水原 渉 訳)「環境共生時代の都市計画」(技報堂出版)などはいかがでしょうか。(99.05.01)
99年5月13日(Thu)12時51分
質 問:ドイツでは、環境保全にとても強い関心があるそうですが、リサイクル活動としては、どのようなことをしているのですか?
お名前:薄谷ひとみ / 所 属:長野高専
この「ドイツまちづくり情報」にはリンクページ「ドイツへ行こう」がありますが、そこにも紹介している「リサイクリング・キーポイント」を訪問するのが一番いいと思います。(99.05.14)
99年5月23日(Sun)17時29分
質 問:・「連担建築地域」の意味を教えてください。・都市建築促進法(1971年)およびドイツ建設法典(最新版)の原典・邦訳の入手方法を教えてください。(できればネット上で)
お名前:Eiken / 所 属:WakWak Workshop
このところ締切に追いかけられる苦しい生活をしているので、簡単にします。「連担建築地域=im Zusammenhang bebauten Ortsteile」は建物が並んだ既成市街地ですが、裁判で範囲が争われることもあり、微妙な問題です。都市建築促進法は1986年に建設法典に合体されています。私は、建設法典(最新版)をドイツの書店に注文して取り寄せました。多分、邦訳はまだないでしょう。いずれ時間ができたら、ホームページの更新を考えてみたいと思いますが、Eikenさんはどのような目的で建設法典を知りたく思っているのでしょうか。是非教えて下さい。(99.05.26)
なお、ドイツの法律はBundesgesetzblattに掲載されています。都市建設促進法(1971年)は71年の1125ページ、最新の建設法典は97年の2141ページで、Bundesgesetzblattは法学部のある大学の図書館や国会図書館にあります・・だから福島大学にはありません。(99.06.07)
99年6月3日(Thu)13時40分
質 問:(86年建設法典の和訳は日本不動産研究所から無償配布されていますが、最新版はありません。)私は政策立案家として現在ドイツの新開発事業制度を調査している者です。そこで、質問ですが、「新開発事業が断念された場合の買戻請求権は本当に活用されているのでしょうか?荒地になってしまった農林地が戻ってきても使い物にならないのではないかと思うのですが。原状回復は難しいでしょうし。ドイツでも、先祖代々の土地への執着心が根強く、そのために買戻請求権があるのでしょうか。」
お名前:Eiken / 所 属:WakWak Workshop
Entwicklungsmassnahmen が中止となった事例があるかどうか知りませんが、多分、問題は憲法にある所有権の保障との関係だと思います。日本の新住宅市街地開発法でも、「収用するには強い公益が必要だと言うことで、住宅と住宅関連施設しか建設できないことになっている」と聞いたような気がします。土地買収を正当づけていた事業が必要でなくなった以上、一定要件に該当する土地を除いて希望があれば買い戻しを認める、ということになっているものと思います。なお、実際に買い戻すかどうかは旧地主の意思に任されていて、開発断念から2年が経過すれば買戻請求権はなくなるようです(建設法典第164条→第169条でEntwicklungsmassnahmenに準用)。(99.06.03)
99年6月3日(Thu)15時54分
質 問:事前調査区域設定から新開発条例決定までの期間には、法律上の制限は全くないのでしょうか。十年でも二十年でも「事前調査」を続けていてよいのでしょうか。その場合、「事前調査開始告示日」であった価格固定の算定基準日は移動しないのでしょうか。
お名前:Eiken / 所 属:WakWak Workshop
またまた専門的な質問で、頭を抱えてしまいました /(-_-)\ 。私も法律を見てみたのですが、どの条文のことか良く分かりません。たしかに期間の制限はないようですが、算定基準日は何条に載っているのでしょうか。1971年法でもいいですから、教えて下さい。
Entwicklungsmassnahmen の細部を調べようとされているようですが、ドイツには詳しい Kommentar が出版されているはずなので、そちらをお読みになることを薦めます。なお、私が都市問題の93年12月号に書いたものも、少しは参考になるかも知れません。そこにも書いていますが、Entwicklung は「新開発」ではなく、むしろ単純に「開発」と訳すべきだろうと思います、工場跡地の再開発等にも活用されているそうですから。(99.06.03)
99年6月21日(Mon)17時48分
質 問: 日本では、最近「工場跡地」の再開発問題等をめぐって、早ければ来年にも「都市計画法」の改正がなされると新聞等で報道されています。そこで質問があるのですが、ドイツでは、日本と同様の問題(大量の工場跡地が土地市場に出ても、工業専用地域などに指定されているために住宅開発に利用できないなど)は、起きていないのでしょうか? 同様の問題が起きているとしたら、どのように対処しているのでしょうか?
お名前:小澤 隆 / 所 属:公務員
「ページ更新情報」にも説明しておりますが、当初はここに応急的に回答を掲載していました。しかし、重要な問題なので、「プラン策定と住民参加」に「工場跡地の再開発などはどのように扱っているのでしょうか」という項目を新設し、そちらに移しました。(99.07.04)
99年7月13日(Tue)18時10分
質 問:ドイツのBプランについて詳しく教えて下さい
お名前:なおみ / 所 属:
なおみさん、こんにちは。この「詳しく」というのはちょっと負担ですね。一番いいのは、以前私が訳した「西ドイツの都市計画制度」(学芸出版社、1981年)を読んでいただくことですが、すでに絶版になっています。図書館にはあるかもしれません。夏休みに少し考えてみますので、秋になったらまたホームページを見に来て下さい。私のホームページ作成能力には限界があるので、どこまで期待に添えるかわかりません。(99.07.15)
まだ不十分ですが、「Bプランいろいろ」としてBプランの紹介を試みましたので、ご覧下さい。(1999.08.29)
99年7月21日(Wed)19時3分
質 問: 日本の文献には、ドイツの先買い権は三種(一般先買い権・特別先買い権・開発地区における先買い権)となっています。そのうち、「開発地区における先買い権」は、土地取引につき不認可処分がなされた際に発動され(義務?可能?)、「事前調査開始時点の正常価格」で取得されるそうです。ところが、87年の建設法典には、一般先買い権規定の24条1項3号に吸収されているように見えます。現在では先買い権は2種類なのでしょうか。現行法では、新開発地区における先買い価格は、一般先買い権と同じく「先買い時点の正常価格」によるのでしょうか、それとも従来通り「事前調査開始時点の正常価格」によるのでしょうか。
お名前:Eiken / 所 属:
私は「先買い」にはあまり詳しくなく、十分な説明は無理ですが、土地取引の不認可との関連よりも、むしろ「売買契約がまっとまって売られようとしている土地取引に対し、行政が介入して買い手となる」制度だと理解しています。したがって、契約で同意されていた価格で購入されます。開発措置では契約価格に拘束されない可能性もあり、その際には「Bプラン決定前の価格か、決定後の価格か」が重要なはずです。3つ上にも書いている都市問題93年12月号 p.88の説明と p.86の図は参考になると思います。現段階で私がお話しできるのはこの程度ですので、ご理解下さい。(99.07.23)
99年8月4日(Wed)12時35分
質 問: 以前、工場跡地等の再開発について質問させていただいた者です。その時の続きのような質問です。以前の質問への御回答で、ドイツでは、開発を行いたい企業等の意向を受けて、Fプラン・Bプランが変更されることは、ごく普通に行われており、ドイツの都市計画は「受け止め計画」だとよく言われる、とのことでしたが、この点に関する資料を探してもほとんどみつけられないのです(日本語の範囲でしか探していないのですが)。これらの点を含め、ドイツ人自身がドイツの都市計画システムについてどう評価していて、どういう問題をどう改善していこうとしているのか、などについて触れられている本などがございましたら、ご紹介していただけないでしょうか。
お名前:小澤 隆 / 所 属:公務員
10年以上前のものですが、私が書いた「西ドイツの自治体における計画の多段階化」(都市計画 No.139、1986年)で少し触れています。その対策として、70年代にもてはやされたのがStadtentwicklungsplan(都市発展計画、上記文献では都市総合計画と訳しました)です。しかし、最近は発展計画への熱はさめてしまったようで、ミュンヘンは「今後は発展計画は策定しない」と表明しているそうです。「受け皿計画」である点ではBプランも同じで、近年はどちらかというとBプランの方がいろいろ問題点が指摘され、「VEプラン」はその問題へのひとつの回答として出てきた性質を有しています。(99.08.06)
99年8月16日(Mon)17時56分
質 問:こんにちは。ドイツの町作りと自転車の関係に興味を持っています。つい最近ドイツ、オーストリアをドライブしてまいりまして、自転車を利用しやすい町作りに感心致しました。私自身は自転車が好きな事も有って、車の旅とはいえ目に付くのは自転車ばかり。現在、少しその関連のコンテンツも私のサイトに作りつつあります。ところで、質問なんですが、オーストリアのザルツブルクで公営バスの後ろに自転車用のキャリアを付けたものを見かけました。ドイツでもこのような物はあるのでしょうか? 写真も載せておきますのでよろしければご覧ください。
お名前:赤木滋生 / 所 属:
ザルツブルクと言えばドイツとの国境ですが、私はドイツ国内でバスの後にこのようなものがついているのは見た記憶がありません。自転車を載せる台もあるのでしょうか。バスが自転車をひっぱるのだとしたら、危険だという気もするのですが、どうなっているのでしょうか ?(99.08.17)
その後、赤城さんから、「キャリアは良く考えられたもので、自転車を効率よく乗せる事が可能で、このバスは郊外との連絡用で、ザルツブルクは中心部から自動車を締め出すまちづくりを模索している」ことを教えていただきました。(99.08.20)
99年9月2日(Thu)23時40分
質 問: ドイツでは、加工したおがくずを吸うと発癌性があるということで、インドネシア産のファルカタ(ALBIZIA FALCATA)という木材の使用を禁止していると聞きましたが、本当でしょうか? また、本当だとしたら、何という法律で禁止しているのでしょうか?
お名前:飯久保 健司 / 所 属:
申し訳ありませんが、私にはその方面に関する知識はもっておりません。ただ、ドイツの建築法は州が定めているので、禁止しているとしたら、建築関連法ではないと思います。最も可能性が高いのは、化学関連物質を禁止した法令ではないだろうか、と推測します(たとえば、 Chemikaliengesetz=「化学製品法」による Chemikalien-Verbotsverordnung が怪しい...)。(99.09.03)
99年9月9日(Thu)9時22分
質 問:初めてまして。逆説的な質問ですが、「大型店が進出する事による周辺地域と既存商店街へのメリット」は無いのでしょうか?
お名前:加納 淳 / 所 属:建設会社 開発部
「大型店規制について」を読んでいただいた加納さんにはわかっていると思いますが、ドイツで問題となっているのは郊外立地の店舗で、最近は「床面積が数百平方メートルのものでも問題だ」という声も出ています。先日、ドイツの大型店出店による影響レポートを読む機会がありました。8ヶ所調査していますが、都心に立地した1ヶ所を除いて、周辺のまちづくりへのメリットは全く報告されておりません。もちろん、車で買物に出かける方には便利になったのでしょうが、"Fehlentwicklung"(誤った発展)だと認識されているようです。なお、私の表現が誤解された可能性もあるので、はじめの質問を「なぜドイツでは郊外型大型店を規制しているのですか」と変更させていただきました。(99.09.11)
99年9月10日(Fri)20時31分
質 問:ドイツでは、建物が土地から独立した不動産として扱われることはなく、日本の「土地賃借権」に相当するものがないというのは本当ですか?
もし本当なら、建設法典の和訳に「地上権」という表現があるのですが、これは日本でいう地上権とは別物なのでしょうか。
お名前:Eiken / 所 属:WakWak Workshop
土地と建物につき、そういう話しは何回か耳にしております。ただ、私は民法については借家規定程度しか知りませんし、何を「地上権」と訳したのかもわかりません。申し訳ありませんが、和訳された方へお尋ね下さい。なお、現在、「更新情報」のページから建設法典の原文が掲載されたページ(近く有料ページになるそうです)にリンクを引いております。(99.09.11)
99年9月11日(Sat)7時58分
質 問:初めての質問になります。路面電車の建設に対象とならない日本の都市は東京、大阪、名古屋と書いてありましたが、なぜ対象とならないのでしょうか?1998年の読売新聞で東京都中央区の街づくりにLRT導入を検討中と記事がでていました。東京の都心にLRT(中央区銀座付近)を導入するさいにどのような問題が生じるのでしょうか?
お名前:松本健二 / 所 属:工学院大学大学院建築学科
銀座へのLRT導入が検討されているとは知りませんでした。「ドイツで路面電車が活躍しているのは大都市の少なさに関係していますか」は、仙台や福岡程度の都市でも路面電車が活用できることを言いたくて作成したものです。もちろん、東京、大阪、名古屋でも補助的手段としては可能性がありますが、輸送能力から考えて「主たる都市交通手段」とはなり得ないという認識で書いたものですので、記述を修正しました。なお、地下鉄等の整備が遅れている旧東ベルリンでも、今後一定期間は路面電車が都市交通の主役を担う予定だそうです。(99.09.11)
99年9月29日(Wed)10時33分
質 問:1960年の連邦建設法により都市建設が進められてきたということは理解できましたが,この当時は東西にわかれていたということから,連邦建設法というのは西ドイツに関する法律と考えますが,実際に東ドイツではどうだったのでしょうか?
お名前:大原克彦 / 所 属:関東学院大学
大原さんのおっしゃる通り、旧東ドイツの状況は全く違うものでした。ちょっと長くなるので、「その他いろいろ」に「旧東ドイツでの都市建設はどうだったのでしょうか」という項目を置きたいと思いますが、時間がないので、こんどの週末までお待ち下さい。(99.09.29)
結局、「プラン策定と住民参加」に「旧東ドイツではどのようにしてプランが決定されていたのでしょうか」を追加しました。(99.10.03)
99年10月14日(Thu)13時48分
質 問:ドイツでも環境保護のボランティア団体などがあると思うのですが、具体的にどういった活動をしているのか、参加者の年代の割合はどの程度なのでしょうか?
お名前:ウサギ / 所 属:学生
確かにいろいろあるようです。若者が多いという話しを聞いたような記憶もありますが、実際のところどうなのかは知りません。ホームページを持っている団体もあるはずなので、ヤフーで検索することを勧めます。(99.10.15)
99年11月12日(Fri)12時36分
質 問:はじめまして、国立環境研究所の寺園と申します。路面電車、自転車、大店法など自分も素人ながら関心があり、とても興味深く読ませて頂いております。本当は自分で調べればいいのですが、阿部先生の情報が豊富なので安直にお尋ねすることをお許し下さい。ドイツのまちづくりや交通計画(できれば環境影響を定量的に評価したものを含む)において、主導的な役割を果している大学や研究所はどちらなのでしょうか。海外の状況に疎いもので、すみませんが、ご教示下されば幸いです。
お名前:寺園 淳 / 所 属:国立環境研究所
いろいろな団体があるようで、問題等によって「主導的」かものが異なるようです。昨年も似た質問をいただいたので、その時のメールを捜してみます。(99.11.15)
99年11月27日(Sat)18時32分
質 問:一度、ドイツの住宅を見に行きたいのですが、日本で言う、住宅展示場やオープンハウスなどはあるのでしょうか?どうしたら良いか教えて下さい。
お名前:谷口紀子 / 所 属:営業部
私にはドイツで住宅展示場を訪問した記憶はないのですが、ドイツ居住経験の長い方に伺ったところ、ドイツにもプレハブ業者があり、住宅展示場もあるそうです。ドイツのヤフーによるプレハブ業者のホームページ一覧はここにありますので、見て下さい。私が住んでいたシュツットガルト近くにもWEISS社の展示場(Musterhaeuserのボタンを押すと写真が示されます)があるようです。なお、ドイツの住宅は、間取りは日本とほとんど同じ(日本の住宅が欧米と変わらなくなった、と表現すべきでしょうか)ですが、空間のスケールは違います。ドイツで使っていたテーブルを日本に持ち帰ったところ、部屋に対して大きすぎて使えなかった、という話しを聞いております。(99.11.30)
99年12月1日(Wed)14時25分
質 問:ドイツでの町作りにおいての大型店の出店規制について,施行されている,建築利用令・Bプランなどについて詳しく教えてください。
お名前:稲葉 亮人 / 所 属:大学生
質問ありがとうございます。実は、すでに説明していることに対して「詳しく教えて下さい」と頼まれるのは、ちょっと苦手です・・・漠然とし過ぎていて、どのような説明を求められているのかわかりません。建築利用令第11条3項はここに示していますし、施行されている「Bプラン」の実例はほとんど持っていない、という状況です。実は、来年春にもドイツへ大型店問題を中心とした調査に行こうと考えており、稲葉さんがこのホームページを見てどのような情報が足りないと感じているのかに興味がありますので、是非「詳しく」教えて下さい ! なお、建築利用令に関する判例は、都市問題1992年3月号に「ドイツにおける大型店問題への都市計画的対応 −規制の変遷と司法の決定−」として紹介しております。(99.12.01)
99年12月2日(Thu)11時8分
質 問:先日のお返事ありがとうございました。じつは,今、わが国の大型店規制について学んでいて,「では,他の国ではどんな規制がされているのか?どんな特徴があるのか?」と,思っていたときにこのページを見つけメールを送りました。僕が質問したかったことは,「日本と比べての、ドイツの大型店規制の特徴」が知りたかったのです。できれば、ドイツの大型店規制の特徴を簡単に,教えていただけませんか?
お名前:稲葉 亮人 / 所 属:大学生
「日本とドイツの比較表を作ろう」と思い立ち、作業しかけたところ、「大規模小売店舗立地法」についてまだ知らないことが多いため、時間がかかることがわかりました。しばらくお待ち下さい。(99.12.02)
「大型店規制について」の一番下に「ドイツの大型店規制の特徴を日本と比較してまとめると、どうなりますか」として、表を示しました。(99.12.07)
99年12月6日(Mon)12時29分
質 問:はじめまして金沢大学の杉浦と申します。現在公共交通についてのレポートを作成しています。それに関連した質問をさせていただきます。 (1)軌道法によって規制された速度は遅すぎるので改正せよ、という論を多々目にするのですが、事故の起こる確率も高くなるのでは?と思います。ドイツではLRTによる事故は起こってないのでしょうか?現在の技術ならば他の交通機関よりも事故の可能性は低くできるのでしょうか? (2)LRTの適切な都市規模を考察しているのですが、ドイツでは30万人以下の都市が適切とされていると考えてよろしいのでしょうか?(56都市中
38が30万人以下の資料を目にしたもので…) 2つの質問にお答えいただければ幸いです。
お名前:杉浦 / 所 属:金沢大学経済学部
いずれも簡単そうで複雑な問題なので、わかる点だけで勘弁下さい。(1)ドイツではLRTによる事故がどの程度あるかは把握しておりません。ただ、ドイツの路面電車は原則として専用軌道を走っているので、接触事故の可能性はあまりありません。(2)ドイツとの比較からLRTに適切な都市規模を考察するのには、問題が2つあります。ひとつは、日本と比較し、ドイツでは市町村合併があまり進められていないことです。たとえば、シュツットガルトの人口は1998年に55万人強ですが、面積は207平方キロで、金沢市(469平方キロ)の半分以下、福島市(746平方キロ)と比べると3割以下です。このような状況なので、都市人口を指標とすることは無意味ではないでしょうか。2番目は、都市によってLRTの形態が大きく異なるので、一概には言えないことです。シュツットガルトのLRTは、路面電車(Strassenbahn)ではなく、都市鉄道(Stadtbahn)と称されており、都心部では地下を走っています(もっとも、最近は工事費が多額に必要な地下化には疑問ももたれています)。LRTと都市規模の考察では、これらの点を見失わないことが重要です。(99.12.07)
なお、LRTの事故を問題にするのなら、LRTの乗車人員あたりの事故数を、車の事故と比較してみないとバランスがとれないように思います。確かにドイツでは時々路面電車の事故が報道されていますが、車の事故の方が圧倒的に多い、と感じております。(99.12.15)
99年12月14日(Tue)0時0分
質 問: 公共交通機関について調べているのですが、公共交通機関と自家用車の代替関係について調べているうちに分からなくなってしまった事があったので御意見をお聞かせ下さい。 96年から97年にかけての自動車保有台数の増加率はドイツ0.8%フランス1.9%、日本1.7%でした。又、車1台に対する人口は、ドイツ2.0人、フランス2.3人、日本2.6人でした。(1997年) ドイツの自動車の増加率は他の2国に比べて低いのは確かですが、自動車の普及率は、他の2国に比べると高いようです。一体、ドイツの増加率の低さは公共交通機関の充実が原因なのでしょうか、それとも、単に普及率が高い為なのでしょうか。御意見お聞かせ下さい。
お名前:志々田 貴文 / 所 属:東北大学経済学部
ドイツの公共交通について調べている方がいるのを知り、嬉しく思います。問題は、「日本の車普及率がドイツのレベルに達したら、伸びが止まるのか」ということのように感じますが、アメリカの普及率を思うと、止まるとは考えられません。だから、公共交通機関の充実と、都市のスプロールが抑制されていることが関係していると思います。ところで、日本では女性の免許保有率が男性に近づきつつありますが、ドイツはどうなのかが気になっています。というのは、連邦議会で、緑の党がよく「女性のモビリティ確保」を問題にしているからです。もし志々田さんの方にデータがあれば、是非教えて下さい。(99.12.15)
00年1月5日(Wed)17時36分
質 問:都市計画の決定における権限は,旧東ドイツにおいて,そして現在の統一ドイツにおいて,どのように変更が行われたのでしょうか.卒論で,ドレスデンにおける都市計画の変遷について研究していますので,ご教示いただければ幸いです.
お名前:島田奈緒子 / 所 属:大阪市立大学地理学科学生
興味をそそられる卒論テーマですね。旧東ドイツは「西ドイツに加入する」ことで統一されたので、基本的には西ドイツの制度が適用されています。ただ、統合にあたっていくつか経過措置がとられ、また西ドイツで議論されていた新制度が旧東ドイツで試みられ、その後ドイツ全土に適用されたというものもあります。詳しくは都市問題1993年11月号の「統一ドイツにおける都市建設のプランと財源問題(その1)」と、このホームページの「建設法典(未完成で申し訳ありませんが・・)」をご覧下さい。なお、ドレスデンの都市計画については雑誌に特集があったように記憶していますので、わかれば連絡します。(00.01.06)
00年1月9日(Sun)12時7分
質 問:はじめまして。私、仕事で市街地再開発事業を担当しておりまして、今春、英・独・伊に商店街の活性をテーマに、会社からの海外派遣研修ということで、一人で視察に行く予定です。ドイツはミュンヘン、ダルムシュタット、ミュンスターを予定してます。現地では自治体や商工会議所に予めメールでアポイントを取り、単独でヒアリングするつもりです。(先生のリンク集は大変有用でした。)主に権利者の意向調整や負担等について聞きたいと思ってます。(「現代の都市法」は読みました。)ところでご質問ですが、ドイツには日本のような登記簿謄本はあるのでしょうか。それは市役所などに問い合わせれば閲覧できるのものでしょうか。
お名前:田中佐和子 / 所 属:公的機関勤務
シュツットガルトに留学していた時、隣町のエスリンゲン市役所の訪問があり、そのときに市役所の方からそれらしき資料の説明を受けた記憶があります。Ligenschaft-Amt とか、Kataster-Amt とかいう名前だったはずですので、聞いてみて下さい。それから、ドイツの再開発="Sanierung"では以前の建物がすべて取り壊されることは少なく、むしろ「都市更新」「健全化」と訳した方がいいと思いますが、権利者の意向調整で重要なのは建設法典第180条の「社会計画」と第181条の「困窮手当金」です。この実態は日本にはほとんど知られていないのはずなので、調査成果に期待しております。(00.01.10)
00年1月9日(Sun)17時1分
質 問:前略 ベルリン首都移転に付いて総費用(政府、民間など)はいくらくらい掛かっていますか。教えて下さい。又そのような公式資料があるなら教えて下さい。宜しくお願いいたします。
お名前:小南 実 / 所 属:大学院生
私の手許には首都移転費用に関する資料はありませんが、政府が支出する費用には連邦議会の承認が必要なので、連邦議会資料(Bundestag-Drucksache)に載っているはずです。連邦議会資料は国会図書館本館5階の法令議会資料室に Verhandlungen des deutschen Bundestages という名前であります(いくつかの大学図書館にもあると聞いています)。問題は「膨大な量のDrucksacheから該当個所をどのようにして捜し出すか」です・・私も1日がかりでようやく見つけ出した経験があります。とにかく一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。それから、"Spiegel" のような雑誌にも、情報が載っている可能性があります。この雑誌はあちこちの大学図書館等にあるはずです。(00.01.10)
00年1月19日(Wed)17時10分
質 問:はじめまして。流通の研究をしている関係で、ドイツの建設法典、建築利用令に興味を持っています。ホームページにかなりの翻訳が掲載されていて大変参考になりました。ところで、この2つの法令について、原文を参照してみたいと考えているのですが、法律、ドイツ語に明るくないため苦戦しています。できましたら入手方法等をお教えいただけないでしょうか。(ドイツ語のHPも見てみましたが、たどり着けませんでした。)
お名前:為広吉弘 / 所 属:団体職員
実は、昨年秋に建設法典全文が掲載されているサイトを教えてもらい、リンクを引いていましたが、ほどなく有料サイトになってしまいました。国内で入手するには、図書館で連邦法令集(Bundesgesetzblatt)を捜すのが一番簡単だと思います。私は東北大学法学部で調べたり、東大の外国法文献センターで見たりしており、上に説明した連邦議会資料(Bundestag-Drucksache)より容易に見つかります。最新の建設法典は1997年第T部の2141ページ以下に、建築利用令は1990年第T部の132ページ以下にあります。なお、ドイツではBeck-Texte 5018 のペーパーバックがよく利用されており、私の手許にも1997年発行の第28版があります。"Baugesetzbuch"という書名で、新書版、厚さ2センチ、10.9マルク、ISBNは3-423-05018-7です。(00.01.20)
00年1月25日(Tue)21時15分
質 問:フライブルクでは街づくりの際に、市が入居者を選定した街があるそうですが、詳しく知りたいのです。例えば、老人の大工の隣には、小さな子供がいるファミリーを住まわして、家の修理を頼むことで近隣のコミュニケーションと同時に伝統の継承も出来るような環境を作っていると聞いたことがあるのですが、本当なんでしょうか。また成功しているのでしょうか。
お名前:仲 洋二郎 / 所 属:
仲さん、興味ある話しをありがとうございました。私はそれに類するような話しを聞いたことはありません、既存の街を対象とした "Sanierung" の場合ならあり得るかも知れませんが。話しというものは、「ある」ことを確認するのは簡単ですが、「ない」ことを示すのは非常に困難です。ですから、仲さんが聞かれたルートを逆にたどって調べるのが、最も確実にわかる方法ではないかと思いますが・・。(00.01.26)
00年1月28日(Fri)11時22分
質 問:ドイツのBプランと日本のマスタープランの違いを教えていただきたいのですが
よろしくお願いします。試験に出るので、よろしくお願いします。
(試験は、ちなみに2月4日です)
お名前:鵜鷹 誠 / 所 属:大同工業大学
すごい問題ですね、「ドイツの男性と日本の女性の違いを論ぜよ」に似た感じのするおもしろい問題です。しかし、鵜鷹さん、心配はありません。このホームページの「ドイツのFプランと日本のマスタープラン」、および「建設法典」を読めば、自ずと解答文が頭に浮かんでくるはずです。え、「その解答をここに書いて」・・・鵜鷹さんのせっかくの勉強の機会を奪うような行為は、私にはとてもできません。(00.01.28)
00年1月29日(Sat)17時24分
質 問:ドイツやヨーロッパの町並みは歴史的な建造物や石畳などが調和した美しいものだと思います。特にすばらしいと思うのは、実際の生活でも市庁舎や郵便局、内装だけを変えて銀行や普通の商店がはいって使われているところです。これは町並み保存に関する法律からなのでしょうか。また、日本のように秩序のない派手な看板や、多くの街にみられるクモの巣のような電柱・電線がドイツにないのは、具体的に日本の都市計画とドイツの建設法典のどの部分の違いによるのか比較して教えていただきたいです。またその際に参考になるサイトや参考文献がありましたら教えて下さい。私はドイツに交換留学生として行ってから、ドイツと日本の都市景観について興味があり、レポートのために調べています。
お名前:匿名 / 所 属:私立大学外国語学部ドイツ語学科
私も初めてドイツを訪問した時は興奮し、日本に帰国して町を見た際は本当にがっかりしました。しかし、Bプランと町並みとの関係はあまりありません。建設法典第1条第3項に示されているように、都市計画の守備範囲は「都市の発展と秩序に必要」な範囲に限られているからです。むしろ、景観に関係することは主として州の法律が基礎となっており、Bプランと同時に定められたり(建設法典第9条第4項)、通知的に記載される(同第6項)だけです。なお、ドイツの町並みの美しさは、法令があるからではなく、そのような法令を定めようとする市民が存在しているからです。古い建物を大切にするのは、歴史を大切にするからだと聞いたことがあり、電線を張ると切れるので地下に埋設している、と聞いた記憶もあります。それから、景観問題については私もあまり知識がなく、文献やサイトは知りません。多分、日本語の文献はほとんどないと思いますが、ドイツのホームページを検索したら、何か見つかるでしょう。いいホームページを発見したら是非教えて下さい、私もリンクを引きたいと思います。(00.01.30)
00年1月30日(Sun)17時10分
質 問:はじめまして。僕は今度ウィーンにドイツ語留学する学生です。ウィーンでは世界で一番低い床の市電が出来たそうで早く見たいです。ところでウィーンのような坂の少ない町ではいいでしょうが、坂のある場所では低い床の市電は床部分に傷がつくのではないのでしょうか。
お名前:よっちゃん / 所 属:某外国語大学
ウィーン留学とは素敵ですね。私の息子が知ったら、うらやむに違いありません。さて、よっちゃんの心配はもっともだと思います。だから、電車の設計者は、レールの曲率がどこまで許されるのかを計算しているはずです。そこで、お願いがあります。ウィーンに行ったら、電車を調べて、どこまで大丈夫なように設計されているのかレポートして下さい。「よっちゃんのウィーン便り」を楽しみにしています。(00.01.31)
00年2月4日(Fri)14時12分
質 問:ドイツで、お店をやめてしまい、お店を閉めなければいけないとき、何か規定なようなものはあるのですか?
お名前:匿名 / 所 属:
質問の意味がよくわからないのですが、店を閉めることは自由ではないかと思います・・・というのは、ドイツでもあちこちに空店舗があるからです。話しはかわりますが、福島の私の住まい周辺には10年前には3つもスーパーがあり、便利さに喜んだのですが、1つ減り、2つ減りして、遂にあと1週間で3つめもなくなり、残るはコンビニだけです。近隣店舗の閉店が許可制ならいいのだが、とため息をついています。(00.02.06)
00年2月14日(Mon)13時11分
質 問:Among Berlin's old buildings of historical interest (which have survived World War two) none are in the Romanesk style, very few in the Gothic and the Renaissence style,most in the Baroque style and Classicisy style. Why?
お名前:yuriko Murase / 所 属:yukohama national university
Murase さんは留学中ですか。私は建築様式にはあまり関心がなく、ベルリンの状況もほとんど知りません。ロマネスクやゴチックは一般に教会建築に見られますが、ベルリンの教会にはロマネスクやゴチックのものが少ないということなのか、あるいは古い教会自体が少ないのか、どちらなのでしょう。一般論として言えば、建築様式には流行があります。ベルリンが最も発展したのは1870年の普仏戦争後で、そのころに流行していたのは何なのでしょうか・・・私より Murase さんの方が詳しいはずだと思うので、このあたりで失礼します。(00.02.14)
00年2月15日(Tue)14時39分
質 問: こんにちは。ドイツでの大型店の出店に関して質問させてください。 ドイツでは、用途規制によって、中心地区と大型店地区にしか大型店は出店できないですよね。 しかし、具体的な出店計画が存在しない段階では、これらの地区のBプランに大型店の出店場所や建物に関する詳細を記載することはできないように思います。 ということは、実際に大型店が出店する際、ほとんどの場合、新たなBプランの策定や既存Bプランの変更が必要になっていると考えられるのですが、実際にそのようになっているのでしょうか。 もし、おわかりでしたら教えてください。
お名前:為広吉弘 / 所 属:団体職員
結論を先に言うと、ケースバイケースです。どのようなケースがあるか説明するのは、かなり大変です・・・「Bプランいろいろ」の下の「建築許可とBプラン」の部分が準備中になっておりますが、説明するためにはここを完成させることが必要です。では、なぜこの部分が「準備中」のままになっているのかというと、この説明には建設法典の第29〜35条を訳すことが前提になると考えたからです。とくに、35条を訳すのは、かなりの手間です。そういうわけで、すぐに説明するのは無理ですが、建設法典の方を一部割愛する等、簡単な方法がないか考えてみますので、しばらくお待ち下さい。(00.02.16)
「大型店規制について」に「ドイツ各地で大型店が建設されているのは、大型店を認めるBプランが策定された結果でしょうか」を追加しましたので、ご覧下さい。(00.02.26)
00年2月29日(Tue)16時16分
質 問:はじめまして。いつも勉強させていただいております。ドイツで観光客にも有名な路面電車に、フランクフルトのリンゴ酒電車があるかと思いますが(胴体にゲーテの顔や市内の名所旧跡がペインティングされている)、他にもこのように個性的なデザイン・ペインティングの路面電車をご存じないでしょうか?趣旨とはずれた質問かと思いますが、もしご存じでしたらお教え頂ければ幸いです。
お名前:外山典子 / 所 属:会社員
外山さん、おもしろい話しをありがとうございます。各地でいろんな電車が走っていることは知っていますが、私は広告料獲得のためだと思っていました。ドイツに行く時、フランクフルトには空港の関係でよく寄るのですが、リンゴ酒電車のことは知りませんでした(^_^;)。なお、ちょっと趣旨が異なりますが、旧西ドイツの古い電車が旧東ドイツの都市に寄付されている例があるため、東へ行くといろいろな電車が見られます、あと数年はそうでしょう。(00.02.29)
00年3月2日(Thu)22時31分
質 問:ドイツの都市計画で都市における風の通り道を調査して計画を立てた研究が行われていると聴いたことがあるのですが、事例があったら教えてください。
お名前:たまを / 所 属:
有名なのはシュツッツガルトです。ここは地形がすり鉢状で、底の部分に都心があり、汚染された空気がたまりやすいので、冷気の流入をさまたげないように斜面の緑を保全しています。実は、私の部屋にもシュツッツガルトを紹介した本があったはずなのですが、いくら捜しても見つかりません・・・日頃の整理の悪さが露呈されてしまい、申し訳ありません。なお、質問の98年10月18日のところに、当時フライブルクに滞在中だった一ノ瀬さんの話があります。参考になりますので、ご覧下さい。(00.03.03)
00年4月3日(Mon)14時43分
質 問:ドイツでは1997年に自転車レーンとバスレーンの共有が法律改正により認められたという話を聞きました。実施する場合の条件(交通量、バスの運行本数)や、実際に実施している場所、安全上の問題点や改善の工夫等についてご存じでしたら教えてください。(または、どのような機関に問い合わせれば分かるのかについてもご存じでしたら教えてください) 宜しくお願いします。
お名前:松田恭子 / 所 属:日本能率協会総合研究所
交通工学の分野については私はほとんど知らないので、「すいません、私にはわかりません」と答えなければならなかったところです。ところが、全くの偶然ですが、1998年に作成された自転車に関するレポート(ドイツ語)の存在を知っていましたので、「自転車いろいろ」に「自転車レーンの扱いが最近変わったそうですが、何かレポートはありませんか」という項目をつくり、そこからリンクを引くことと致します。松田さん、頑張ってドイツ語を読んで下さい。(00.04.04)
00年4月4日(Tue)12時36分
質 問: 建築利用令の第11条では、大型店は、「中心地区以外では、そのために指定された特別地区にのみ許される」となっています。ここでいう「そのために指定された特別地区」というのは、利用令の第1条第1項でいう「特別区域」内にのみ設定されるのでしょうか。それとも中心地区以外の混合区域や産業区域にも設定しうるのでしょうか。
お名前:為広吉弘 / 所 属:団体職員
たいていの場合はFプランの「特別区域」に対してBプランで「特別地区」が設定される、と考えておいていいでしょうが、Fプランの混合区域や産業区域に設定されることもあり得ます。実は、初の建築利用令である1962年の規定では、第1条第2項は次のようになっていました。
- (2)
- 必要な限りにおいて、用途区域を建築の利用の細分類によって次のように用途地区に区分する、
- 1
- 住居区域を、
- a)
- 菜園住居地区(WS) 、
- b)
- 純住居地区(WR)、
- c)
- 一般住居地区(WA) に、
- 2
- 混合区域を、
- a)
- 村落居地区(MD) 、
(以下略)
この規定ではFプランの用途地区がBプランを限定しすぎるとして、1968年の建築利用令からは今のように用途地区を列挙する形に変更されました。したがって、理由があればFプランの「特別区域」以外にも「特別地区」を設定することは可能です。ただ、最近はBプラン策定時にFプランを修正するのが一般的なので、特別地区のBプランを策定する際にFプランの方も「特別区域」に変更してしまう例がほとんどだろうと思います。(00.04.04)
00年4月7日(Fri)14時30分
質 問:ドイツでは、「計画なきところに開発なし」であるのに対し、日本では「計画なきところに開発あり」とよく言われますが、この点について質問します。まず、ドイツの「計画なきところに開発なし」という理念は建設法典等に記載されていないように思いますが、どこに記載されているのでしょうか。2つめに、日本の中山間地域の耕作放棄や減反地の分布等をみると、「計画なきところに放置なし」と言いたくなります。開発圧が低下する時代にあって、この考え方は重要だと思っているのですが、ドイツで似たような理念は示されていないでしょうか。素朴な質問で、すみません。
お名前:白井信雄 / 所 属:三井情報開発(株)総合研究所
「計画なくして開発なし」については、本ホームページの「まちづくり裏表事典」に説明しておりますので、ご覧下さい。実は、先月、ドイツの大型店の建設状況を調べに行きました。たしかに中心地区や特別地区のBプラン策定によって進出を許された大型店もありまります。しかし、売場面積が5万m2もの大型店がBプランのないまま連たん市街地規定で許可された極端な例もあることを聞かされ、驚きました。CentrO のあるオーバーハウゼン市も、CentrO に続き、1万m2の店を連たん市街地規定で許可しています。さらに、大型店の進出を押さえるためのBプラン策定に取りかかろうとしたところ、連たん市街地規定をもとに反対され、和解金を支払ってようやくプランを策定した例もあります。
なお、耕作放棄の問題については、どこかで読んだ記憶はありますが、内容は思い出せません。お茶の水に農村関係の研究所か出版社がありますが、そこで買った資料だったような気がします。(00.04.10)
00年4月10日(Mon)23時11分
質 問:はじめまして、ドイツまちづくりとはあまり関係がないかもしれませんが、ドイツのAutobahnにはどうして、Tempolimitがないのでしょうか?やはり、自動車産業などが関係しているのでしょうか? 又、Richtgeschwindigkeit130が74年に導入されましたが、これからユーロ統合に向けてどのように変わっていくのか、展望を教えていただければと、思います。
お名前:阿部知子 / 所 属:ドイツが好きで趣味でドイツ語をまなんでいる生徒
速度制限については、時々ドイツの雑誌"Spiegel"でも話題になっているのは知っていますが、制限反対派の力がまだかなり強いような感じです。速度制限の記事は表題程度しか見ていないので、詳しくは知りません。"Spiegel"のドイツ語は癖があって読みにくいですが、ドイツ語好きの知子さんなら大丈夫です。大学の図書館などで調べてみて、何かわかったら教えて下さい m(__)m。(00.04.11)
00年4月21日(Fri)16時50分
質 問:いつも迅速、明快なご説明、ありがとうございます。また、2点ほど質問させてください。 1.連邦国土整備法について 連邦全体の土地利用の基本的な方向は、連邦国土整備法に定められていると理解しています。この連邦国土整備法は、論文、書籍等では、Raumordnungsgesetz des bundes ROG(1965年制定)となっているのですが、この法律は、先生に教えていただいて購入したBauGB(1999年版)には載っておらず、「Raumordnungsgesetz 1997年」というのが載っています。これは、1965年の法が廃止になり、1997年に新たな連邦国度整備法が制定されたということなのでしょうか? 2.建設法典と建築利用令の関係について 建築利用令は建設法典をさらに細かく定めたものになっていますが、建設法典に関する「令」は、建築利用令以外にも存在するのでしょうか。先生の専門分野外の質問かもしれませんが、よろしくお願いします。
お名前:為広 / 所 属:団体職員
後の方の質問からお答えします。BauGBによる政令は、Baunutzungsverordnung(建築利用令)とPlanzeichenverordnung(計画記号令)の2つです。計画記号令も、建設法典の本に収録されているだろうと思います。さて、Raumordnungsgesetz については、ご推察の通り、1997年の「建設法典改正および Raumordnung の新規定のための法律」によって旧規定が廃止され、新たな法律に置き換えられました。改正する箇所が多く、旧規定を母胎にすると条文がわかりにくくなるため、全面改正したものでしょう・・旧法と比較すると、条の数が2倍近くに増加しています。ところで、"Raumordnungsgesetz"と原語で書いたのは、「連邦国土整備法」という訳語に疑問をもっているからです。私は1986年建設法典の第1条第4項を「建設誘導プランは、国土整備(Raumordnung)と地域計画(Landesplanung)の目標に適合することとする」と訳していましたが、1997年の改正で"Landesplanung"が削除され、"Raumordnung"だけになりました。改正の理由は、「両者は同じことを意味しているから」だそうです。"Raumordnung"の英訳は"regional planning"であることと、ドイツでは国土レベルのプランは作成されていない(州のプランを寄せ集めて示したものしかない)ことから、現在では"Raumordnung"は『地域計画』と訳すべきだ、と考えています。
(00.04.24)
00年5月1日(Mon)15時6分
質 問:シュツットガルトの街づくり(都市計画・交通システム・環境等)への取組みについてお教え下さい。また、現地でレクチュアを受ける場合のアポイント先、及び視察する際のポイントとなる場所等も有ればご教示ください。
お名前:藤岡道雄 / 所 属:広島商工会議所
そうですね、現時点で日本人が最も興味をもちそうなのは、"Stuttgart 21"と呼ばれている駅プロジェクトでしょう。シュツッツガルトの英語ページにリンクを引いておきます・・・"Stuttgart 21"も紹介されており、連絡先の電話番号を示しているページもありますので、ご覧下さい。ただ、いろいろ調べているとドイツ語のページに入ってしまうこともあるので、ご注意下さい。なお、私のホームページをじっくり読めば、シュツッツガルトに関する情報が各所に見つかるはずです。(00.05.01)
00年5月19日(Fri)11時0分
質 問:今度初めて観光でドイツに行くことになったのですが、ドイツについて知らないのです・・。6月の初めに行く予定なんですが、どれぐらいの気温なんでしょうか?あとどんな恰好で行けばよいのでしょう? 楽しかったと後で言えるような旅にしたいのです・・。
お名前:ドイツ初心者 / 所 属:
6月はヨーロッパ旅行にとってとてもいい時期です。気温のことであれば、本屋へ行って旅行ガイドを何冊か調べれば簡単にわかります。え、恰好・・・そちらの大学にも海外へよく出かける先生がいらっしゃると思うので、実際に見てもらってはいかがでしょう?(00.05.22)
00年5月19日(Fri)18時46分
質 問: はじめまして(#^^#)私はただ今卒業論文の為に資料を集めようとしているものです。ドイツ建築に関する資料を調べていて先生のサイトに出会うことができました!! 突然ですが、ドイツの伝統的町並みには欠かせない(と勝手に思っているのですが)看板についてなにかご存知ありませんでしょうか?あの、ロマンチック街道などの商店に付けられている、一見してそこが何が売られているのかが分かる看板です。どの書店に行っても写真集ぐらいしか関係書物がなく、困り果てている次第です。もし歴史等何でもいいので参考資料がございましたら是非お教え下さい。お時間をお取りしてしまい、大変失礼いたしました。
お名前:杉村 / 所 属:大学生
漠然として良くわかりませんが、私の手許には看板に関する資料はありません。「看板」はドイツ語で "Schild" となります。ドイツのヤフーにある看板のページにリンクを引いておきますので、調べてみて下さい。(00.05.22)
00年5月25日(Thu)9時47分
質 問:壁紙はビニールと紙はどちらが多いですか?
お名前:田中裕子 / 所 属:会社員
申し訳ありませんが、私はそういう情報は知りません。どうなっているのでしょうね〜(00.05.25)
00年6月21日(Wed)12時49分
質 問:区画整理をしている仕事上、ドイツのアクジス法について調べています。どんな法律か教えてください。
お名前:小松勝 / 所 属:(財)東京都新都市建設公社
アディケスは、フランクフルト市長の名前です。アディケス法とは、都市拡張に際して理想的な街区を形成するため、行政的に土地区画整理を行えるようにした法律です。関東大震災の復興時に、東京市長であった後藤新平によって紹介され、震災復興に活用されたことは有名です。
詳しくは法律を読むことだと思います。法律の原文は東京大学法学部にある外国法文献センターにあるだろうと思いますが、戦前の法律なので、ひげ文字で書かれているはずで、読みにくいことを恐れています・・・(00.06.22)
00年6月27日(Tue)1時15分
質 問:日本ではよく都道府県レベルでの土地利用基本計画において区分される5つの地域が個別の法律によって定められる、もしくは個別の土地利用計画の管轄区域であることが問題視されております。ドイツのBプランというのは日本でいう都市計画のみに該当するのでしょうか?ドイツにもやはり森林計画等がありそういう計画はまた別個として存在し整合性はとられていないのでしょうか?整合性がとられているというのであればどのような手法でされているのでしょうか?
お名前:安元 / 所 属:九州大学
察しのとおり、Bプランは「都市計画」のみに該当します。建設法典第9条によると、Bプランに農業用地を指定しても違法ではありませんが、例外的なケースに限られます。農地や森林は、むしろ Landschaftsplan(景域計画と訳されています)の対象でしょう。この問題については、東大農学部の武内先生の著書や、私たちが1994年の都市計画学会に発表した論文(このホームページのプロフィールに示しています)をご覧下さい。(00.06.27)
00年7月21日(Fri)16時53分
質 問:はじめてお便りします。先端技術の調査研究を行っているシンクタンクに勤務しております。LRTをはじめとした都市交通システムに興味があります。都市交通システムに関しても新規性に富み時代を先取りするようなシステム、交通施策等の多くは、ドイツで生み出されており、心の中で「やられた!!」と思う場面が少なからずあります。最近、オーバーハウゼンにLRTとバスが共通の専用走行路を走る「トラッセ」というシステムがあると聞き、また驚かされました。今度ドイツに出張する機会があるので、是非みてきたいと思うのですが、専用走行路は、どこに敷設されているのか。日本のように道路上に高架で設置されているのか。地下区間はあるのか。駅やホームはどうなっているのか。(料金体系、運賃精算方法)運行事業主体、インフラ整備はどうなっているのか。バスは特殊なガイドを持っているのか。(エッセンのガイドウェイバスとは違うのか)など事前知識として知りたいのですがご存知でしょうか。あつかましい一方的なお願いで恐縮ですがよろしくお願いします。
お名前:桜井章喜 / 所 属:民間シンクタンク勤務
オーバーハウゼンでバスがLRT専用軌道を走っているのは知っていますが、運転手が運転するごく普通のバスだったと思います。場所は「大型店規制について」に紹介しているツェントロ周辺で、一部は高架になっています。桜井さんがどのようにお聞きになったのか知りませんが、バスがLRT専用軌道を走るのはドイツではとくに珍しいことではなく、フランクフルトでも見ることが可能です・・私が「運輸と経済」98年2月号に紹介している97年に着工された部分もそうです(もちろん、すでに完成しています)。それから、料金体系は、どこの都市圏にもあるゾーン料金システムですが(「路面電車について」の「切符を買う時にはどういう注意が必要ですか」をご覧下さい)、オーバーハウゼンの場合は、デュッセルドルフからドルトムントまでの広域にわたって料金体系が統一されているのが特徴です。今年の3月時点では、広い区域にA、B、Cの3種類の料金しかなく、バスもLRTも鉄道(但し、特急等は除く)も、その切符1枚で乗れました。(00.07.23)
00年7月24日(Mon)10時32分
質 問:一度お世話になりました。その節はありがとうございました。先日、Webで、プラーヌンク・ツェレという市民参加の方式に関する下記の記述を見つけました。少しユニークな制度と思い、調べたいのですが、それ以上の情報を見つけることができません。もし、関連情報をご存じなら、ご教授願いたく、質問させていただきました。よろしくお願いします。ちなみに、当方、ドイツ語はできませんが、綴りだけでも役に立ちますので、教えていただければ幸いです。【「プラーヌンク・ツェレ」市民の中から無作為に選ばれたメンバーが少人数のグループに分かれて議論を行い、それに基づいて提言を作成し、計画作りの指針にするというものだ。日本の行政主導の審議会とは違って、独立性がありまた提言も重視されている。ハノーファー市では交通公社がこの方法で公共交通のありかたの指針をまとめている。】
お名前:松橋啓介 / 所 属:国立環境研究所
"Planungszelle"は、ヴッパータール大学のディーネル教授(すでに退官)が考えられた方法です。廣田全男著「現代ドイツ地方自治の潮流」(東京市政調査会)のp.61〜62にも少し紹介されています。ディーネル教授らによる本も出ていますが、もちろんドイツ語です。私も、以前から「実際にどのように行われているのか、実地に見てみたい」、と思っていました。なお、交通計画への市民参加については、ハイデルベルクで試みられたフォーラムも有名です。さらに、交通計画が住民投票で争われたケースもいろいろあります。(00.07.25)
00年8月4日(Fri)18時3分
質 問:中心市街地への自動車乗り入れ抑制、いわゆる「脱自動車社会(都市)」への取り組みについて、調べている者です。ドイツでは市街中心地から車を締め出してトランジットモールにしているところが多いとお聞きしております。ケルンやミュンヘンに旅行にいくので地図を取り寄せてみるとそのとおりでした。集英社imidasなどで「公共空間の再配分」「環境定期券」あたりまでの情報まではたどり着けるのですが、ドイツで中心市街地から車を締め出す動きになったいきさつについて、具体的に知ることができる文献がなかなか見つかりません。参考になる本や情報を教えてください。
お名前:藤木 秀明 / 所 属:早稲田大学商学部 宮下史明ゼミ(経済地理学)
8月7日付けでここに私の回答を掲載していましたが、「ドイツまちづくりQ&A」の体裁を変更したことに伴い、「大型店について」を「大型店と商店街」に変更し、そこに「商店街では車の締め出しが進んでいるそうですが、具体例を教えて下さい」という項目を新設して移しました。なお、藤木さんからは、その後ドイツを訪問したという連絡をいただいております。(00.11.23)
00年10月9日(Mon)20時46分
質 問:ドイツの有名あるいは面白い環境共生都市の提案または事例研究を教えて下さい。
お名前:グエン リー ハイ / 所 属:豊橋技術科学大学
いくつかの都市で試みが行われているそうですが、残念ながら、私は詳しい情報をもっていません。日本に知られているのは、武蔵工業大学の岩村和夫先生が紹介したカッセルのエコロジー団地ですが、ドイツにはこの他にも多くのエコロジー団地があるそうです。なお、ドイツは緯度が高く寒いので、断熱が大きなテーマになっているのは、日本、とくに豊橋あたりと比較して違う点です。(00.10.10)
00年10月15日(Sun)14時41分
質 問:ドイツの伝統的な家の画像を探しているのですが、どなたか教えてくれませんでしょうか。(できれば早く)
お名前:こう / 所 属:
ドイツ各都市のホームページには"Tourist"という旅行関係の情報があるので、簡単に見つかるだろうと思ってアクセスしてみましたが、簡単ではないことがわかりました。日本人が書いた旅行記などには何かあると思います。このホームページのリンク集「ドイツへ行こう」に紹介しているページのうち、最も充実したリンク集を持っているのは「Mein Privates Deutschland(私的思い入れのドイツ) 」ですので、そこから調べてみて下さい。(00.10.16)
00年10月26日(Thu)17時0分
質 問:「まちづくり」というよりは、「むらおこし」、あるいは「中心地とその周辺の有機的結びつきによる地域づくり」といったイメージかもしれませんが、もし情報をお持ちでしたら、教えていただけないでしょうか。ドイツの中山間地域の中で地域(経済)構造改善政策(Gemeinschaftsaufgabe ”Verbesserung der regionalen Wirtschaftsstruktur”)が最も成功している地域はどこでしょうか?
お名前:深見 太二 / 所 属:岐阜県地域計画政策課
Gemeinschaftsaufgabe なので、連邦と州の共同プロジェクトなのでしょうね。どこの省なのかがわかれば、ホームページを使って対象地域程度は調べられると思うのですが、私の手許には「地域の経済構造」に関する資料は見あたりませんでした。日本では平地と山地の格差が問題ですが、ドイツでは統合前は「発展する南」に対する北、旧産炭地域や東欧諸国との境界地域の格差が問題とされ、現在では東西格差が最大の問題になっていますので、「中山間地域」の成功例を見つけるのはむずかしいだろうと思います。(00.10.29)
00年11月11日(Sat)16時47分
質 問:ドイツの路面電車は市民に重宝され大いに役立っているようですが、路面電車が走ることによっておこる問題はないのでしょうか?
お名前:山口奈緒 / 所 属:
さあ、どうなんでしょうね。「路面電車は交通事故の原因になる」、と言う方もいらっしゃるようですが、車が減るので車の事故は減少するわけですから、専用路線を走る路面電車と、同じ人数が車で走る時の比較をしないとわかりません。「路面電車はやかましい」という方もいますが、ドイツの路面電車は静かだし、車は裏道にまで騒音をまき散らします・・。山口さん、路面電車のプラスとマイナスを比較して、どちらが大きいのか、また将来の都市としてどちらが望ましいのか、一緒に考えてみませんか。(00.11.13)
00年11月25日(Sat)0時53分
質 問:私は、ドイツの街並みが大好きで、住宅について調べたいんですが、いくつか質問があります。私はこの夏、チュービンゲン1ヶ月くらいいました。 @家々の屋根はみんな赤くてキレイだったんですが、なぜ同じ色なのでしょうか?決められてるんですか? Aドイツでは景観を損ねないように、建物の高さに制限があるんですか? B地価についてですが、日本では駅に近いところが高いですが、もしかしてドイツではマルクトプラッツらへんの方が高かったりするんでしょうか? C気候と建築材料にはなにか関係がありますか? 統計(例えば、一住宅あたりの平均部屋数 など)も知りたいので、もしそんなページをご存知なら教えてください。お願いします。
お名前: ナッシュカッツェ / 所 属:立教大学 ドイツ文
ナッシュカッツェさん、私がチュービンゲンを訪問したのは四半世紀も前のことです。ユーレイルパスで各地を旅行し、有効期限最終日の昼過ぎにシュツットガルトに帰って来た際、「今日いっぱい使える」と思ってチュービンゲンまで足を伸ばしました。チュービンゲンを訪問したのは、古い街並みが残っていて、州が保全対象都市として指定し、工事が始まっていたからです。しかし、事前準備が不十分で、時間も短かったため、あまりよくわかりませんでした。
そういうわけで、@はもちろん知りません。チュービンゲンに行き、Bプランや建築条例を調べる必要があります。Aは、日本と同じく制限が可能です。日本には高度地区や風致地区があり、最近は景観条例を制定する都市も多くなっています。ドイツの場合、主としてBプランで決められているので、実状を知るにはBプランを見る必要があります。なお、アメリカのワシントンなども、高さの制限を重視しているようです。B地価日本一はこのところ新宿だそうですが、戦後長期間にわたって「銀座」でした。銀座と東京駅、マルクトプラッツと駅では、どちらが遠いのでしょう?・・おっと、銀座には地下鉄の駅もありますね? Cですが、建築材料は複数の要因で決まるので、微妙な問題です。ドイツでは火災の問題で次第に石や煉瓦が用いられるようになりましたが、チュービンゲンの赤屋根の建物は木造なのでしょうか・・シュツットガルト都心にも、4階建て程度の木造建物が残されています。なお、住宅統計ですが、少なくとも日本語のページはないと思います。(00.11.25)
00年11月28日(Tue)15時23分
質 問:私は地方中核都市の公共交通推進政策について研究をしている者です。最近では地方圏においてLRTを導入しようと熱心な都市が多いのですが、なかなか前進しません。大きな問題は財源問題とすでに自動車社会になってしまった都市をはたして公共交通利用へと戻すのは困難が伴うというのが現状です。財源に関してはドイツのレーバープランを始めとするガソリン税の公共交通機関への投入ということがあります。現在日本のガソリン税は地方の財源として道路建設投資に多額の資金が流れています。ドイツの財源政策を日本でも行えば財源問題はかなり解決できると思います。日本では公共交通推進を行うにしても、いまだに道路建設に熱を上げています。もちろん景気回復のために公共投資ということが大きいですが、これをやっていたらますます車社会は拡大の方向へと向かいます。日本とドイツの街作りは根本的に異なりますが、なんとか参考となるような提案はありますか。
お名前:かず / 所 属:大学院生
かずさん、ご意見ありがとうございます。「三人寄れば文殊の知恵」といいますが、よい提案は、みんなでいろいろ相談する中から生まれるものだと思います。その際の参考にしていただければと思い、私の研究成果を中心にドイツ情報を福島から発信しているのがこのホームページです。だから、かずさんも、研究成果や提案をホームページとして発信してみませんか。私がかずさんと出会ったように、いろんな出会いが生じると思います。
ところで、かずさんは「日本とドイツの街作りは根本的に異なりますが」と書かれていますが、車の魅力は万国共通のようで、ドイツでもいまだに多額の道路投資が行われています。道路整備が遅れている旧東ドイツを中心に、アウトバーンをはじめとする道路計画がひしめき、資金不足を補うため、民間資金の導入も提案されています。もちろん、自然保護団体等の反対運動もあり、どうなるか予断を許さない状況です。(00.11.30)
00年12月17日(Sun)0時31分
質 問:はじめまして。ある方から教えていただいて、このサイトに来ました。私は郡山市に住んでいます。まだこのサイトをしっかり読んでいないうちに恐縮ですが、路面電車にたいへん興味があり、郡山市のような面積の広い都市にこそ路面電車があったらいいなと思っているところです。福島市にも昔、路面電車があったと聞いていますが、それはいつ頃廃止になったのでしょうか? それから私は職業柄、大型店と商店街の問題にも強い関心があります。特にドイツでは商店街を大切にしていることも聞いておりますので、尚、今後このサイトでいろいろと勉強させていただきたいと思います。ドイツには学生時代一度しか行ったことがありませんが、とても好きな国です。ドイツ語はほんの少々かじりましたが、これも再度勉強です。どうぞ宜しくお願いいたします。
お名前:コハダ / 所 属:会社役員
郡山のコハダさん、こんにちは。私が福島に来た昭和63年には、すでに路面電車はありませんでした。聞いたところによると、昭和40年代になくなったそうです。昭和40年代は、わが国の路面電車発祥の地である京都でも市電廃止が進み、「市電をまもる会」が、西山夘三作詞、はしだのりひこ作曲の「♪市電はいいな、チンチン走る」なんて歌を発表したりしましたっけ・・・。
福島の路面電車は単線で、それほど広くない駅前通りを走っていたそうなので、交通需要に応えられなかったものと思います。昔を懐かしがるだけでなく、未来を見つめ、各都市に適合した公共輸送機関のあり方を考えることが大切だと思います。(00.12.17)