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さあ、スポーツで遊びたい、元気になりたいって思いませんか! そんなあなたに、クラブはどうつくるか、作り方を紹介。ゼロからどうすすめていくのか、やさしく説いています。
1 自分の足で調べてみる
実際にさまざまな関係者から話を聞きます。たとえば・・・・。
・スポーツ少年団(ソフトボール)の指導者Wさんの話
少子化や子どもたちのスポーツ離れが進んでいるのでしょうか。最近ではチームをつくるのも難しくなってきています。
・地域のバレーボールクラブのYさんの話
次第にレベルに差が生じ、勝負にこだわる人と健康のために楽しもうとする人に分かれてきてしまってる。
・自治会長Kさんの話
以前は、暗くなるまで外で遊んでいる子供達をたくさん見かけたが、近頃は、ほとんど見ない。なんとも寂しいことだ。
・体育協会の役員をつとめるSさんの話
町の体育行事や運動会への参加者が年々減っている。特に若い世代の参加が少ないのが悩みの種。マンネリ化してしまっているのかなあ・・・。
・種目選択に悩むT君の話
進学先の中学校にはやってみたい種目がないんだ。小学校まで続けてきたバドミントン部があればいいのに・・・。
現状と課題の把握・分析
従来の種目別、世代別、目的別クラブだけでは、多様化するスポーツニーズに対応していくことは困難になってきているようだ。また、スポーツの問題だけではなく、地域コミュニティの希薄化やコミュニケーションの不足など、地域全体で解決を図らなければならない様々な社会問題も増えてきている。
2 解決策を探ってみよう
こうした問題を解決する方策の一つとして、注目されているのが総合型地域スポーツクラブ
「総合型」とは、3つの多様性を指しています。
一つは「種目」の多様性
一つは「世代や年齢」の多様性
そしてもう一つは、「技術レベル」の多様性です。
「地域」とは、あまり広いエリアではなく、地域住民が自転車や歩いて集まることができる範囲を指しています。
すなわち、総合型地域スポーツクラブとは、こうした「地域」における「総合型」のスポーツクラブであり、そこに行けば希望する種目と質の高い指導者、そして仲間に出会うことができる身近な場といえます。
3 クラブ設立のバリエーション
スポーツ少年団が核となり生まれたクラブ
ケース1:双葉ふれあいクラブ(福島県双葉町)
小中学生を対象に青少年の一貫指導を目指す7つのスクール、生涯スポーツの実践の場としての16のサークル、会員間の親睦や地域住民との交流を図るイベントの開催など、「地域に開かれたクラブ」として幅広い活動を行っています。
公共スポーツ施設の有効活用から生まれたクラブ
ケース2:ふくのスポーツクラブ(富山県福野町)
住民の誰もが多様なスポーツに親しむため、組織、施設、事業、活動の「4つのオープン化」に取り組み、大きな成果を挙げています。現在会員数は3,000名を超え、福野町人口の約20%を占めています。
学校の部活と地域との連携から生まれたクラブ
ケース3:成岩スポーツクラブ(愛知県半田市)
「子どもたちの生きる場を地域に開く」といった考えから、中学校を核として結成されたクラブ。我が国の総合型地域スポーツクラブのパイオニアと言われています。
小学校を拠点に活動を展開するクラブ
ケース4:クラブしっきーず(埼玉県志木市)
志木市宗岡地区とレクリエーション協会がタイアップして設立した総合型地スポーツクラブ。学校完全週5日制の実施や総合的学習の時間など、学校と地域クラブの連携は、今後ますます重要になってくると思われます。
それぞれの地域の特性によって、様々なバリエーションがあります。特に、人的資源である住民の力をいかに引き出すかが、成功のカギを握っているようです。
4 地域住民に呼びかけよう
<アドバイス1>
まちづくりも福祉も教育も、考え方次第ではあらゆることが総合型地域スポーツクラブに取り込めます。広い視野で地域の人材や資源を掘り起こしましょう。
<アドバイス2>
総合型地域スポーツクラブという耳慣れない言葉に加え、これまで単一種目、競技志向型で活動を行ってきた既存のスポーツ団体にとっては、総合型クラブのメリットやイメージを描くことが難しく、当初は、総合型クラブの存在が自分たちの活動を阻害するのではないかという警戒感を抱くかもしれません。
しかし、総合型地域スポーツクラブとは、スポーツ団体等がこれまで培ってきた活動の蓄積を活かし合う場であることを説明し、理解と協力を求めましょう。
キーパーソンの発掘と推進グループの形成
クラブの創設には、地域におけるキーパーソンの存在が欠かせない。このキーパーソンを中心に、多方面にわたりクラブ設立に情熱と能力のある人材を発掘し、推進の核となるグループを形成しよう。
5 設立準備委員会の結成と専門部会の活動
地域住民やスポーツ団体等との話し合いを踏まえて、総合型地域スポーツクラブの設立を目指し、クラブの設立準備委員会を結成する。また、専門部会において、設立趣意書や規約の作成、収支予算や事業計画の立案、活動拠点の確保、指導者の募集など、クラブの創設に必要な準備作業を進めていこう。
<アドバイス>
これまでのようにスポーツサービスを行政から受けるというイメージではなく、会費を支払う会員一人一人がクラブを運営しているという意識が大切になってきます。
そこで、会費の設定に当たっては、クラブの運営に見合った収入が得られるように、適切な金額を設定しましょう。
6 クラブの設立
クラブとして、この設立総会の開催が地域社会への最初のアピールとなる。ただ、「総合型」という器をつくっても運営が上手く行かなければ何もなりません。
この設立総会を出発点として、住民が主体となって運営する真のクラブを育てていきましょう。
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