)戦略 strat*gie


戦略は、意識的というよりもむしろ、無意識に近い状態の損得勘定に導かれる作戦ということができよう。学校において成功をつかむための戦略、社会的承認を勝ち取るための戦略、というように、ある特定の「場」において、特定の価値(資本)を獲得しようとするゲームである。それは時には明示的な闘争の形をとること(企業の経営戦略など)もあれば、暗示的に行われる(無欲を装い戦略を隠蔽しようとする戦略)場合もある。しか し、こうした戦略は必ずしも意識的・理性的な計算が生み出すものでもなければ、無意識的プログラムが生み出すものでもない。それはゲームのセンスのような実践的感覚、歴史的に定義される個別的な社会的ゲームの実践的感覚で、子どもの頃より社会的活動に参加することによって獲得される。ゲームもまた、規則に服従して行っているのではないが、一定の規則性に従っている活動をさしている。戦略が「場」の構造を変えてゆく。