コードcode 、コード化 coding


 コード化するとは、具体的な形に仕上げ(形式化し)、形を整える(言動に気を配る)ことである。(38)ハビトゥスが導き出す行動は、けっして一定の規則性を持っているわけではなく、曖昧性やぼやけを持っている。危機的状況においては全面的にハビトゥスに頼るわけにはかなくなり、実践はコード化されることになる。この意味で、コード化は規律や作法(実践の規格化)と連携し、象徴を整理し維持する機能を持っていると言える。
 コード化は、合理的性質を持つために、個々人間の衝突や葛藤から最小限のコミュニケーションを護り、いちいちコミュニケーションの内容や方法を創造しなくて済むことになる。反面、コミュニケーションの魅力は失われ、ちょうど今の学校状況のように、形式化された行動廊下の歩き方、意見の発表の仕方、などが、一般的に了解されているものから離れてしまう傾向がある。