授業で使ったレジュメ・資料です。ちょっと古いのもありますが、参考になりますかどうか。
社会科教育法TC通信 bP 2004.10.18 西内裕一
これから約3ヶ月のあいだ、社会科教育法TCを担当することになりました。よろしくお願いします。以前は毎回授業通信を出していましたが、ここ数年は忙しさにかまけてサボっていました。今年度は一念発起してまた出そうと思います。
「この通信のねらい」
毎回の授業の内容を確認するとともに、皆さんに課題を出したりします。そしてそれは次の時間以降の授業の内容に反映させていきます。そのことによって、できるだけ皆さんの学習要求にこたえられるような授業にしていきたいと考えています。
ですから、「このへんのことについてもっと説明してほしい」「具体的な実践を紹介してほしい」「参考文献を教えてほしい」等々の要求をどんどん出してください。ちからの及ぶ範囲で努力していきますので。
「担当者のプロフィール」
・名前 西内 裕一
・出身 大阪市住之江区
・年齢 46歳
・家族 妻・娘・息子 各1
・趣味 テレビゲーム・演劇鑑賞・雑学
・研究室 人文棟601(TEL548-8157)
今年からオフィスアワーを設けますので、質問や相談等がある場合には水曜日の10:30〜12:00に 研究室までお越しください。もちろんそれ以外の時間でも研究室の電気が点いているときでしたら気楽にお越しください。切羽詰った仕事に追われていない限り、大丈夫ですので。
「本日やること」
・テキストの確認と要望
テキストは、臼井嘉一・田中武雄・外山英昭編『小学校社会科へのいざない〔新版〕』地歴社、2001年、1700円+税 です。生協等で購入するか、先輩等に譲ってもらって、必ず持参するようにしてください。その内容に対応した課題を出したり、作業をしてもらったりしますので、1人1冊必要です。よく「テキストを持っていないのでできません、わかりません」ということがありましたが、それは世間では通用しませんよ。今年からはそれはマイナス評価の材料とします。教師になったときには忘れ物に対する指導とかをすることになりますから、いまからできるようにトレーニングしておきましょう。
・今後の授業の予定の確認
次回から数回は、「実践記録を読む」として、テキストの第2章を読んで検討していきます。3年生から6年生の各学年の授業実践について、いろいろと考察していきます。
そのあと、5〜6人のグループに分かれて、模擬授業づくりをおこないます。そして、最後の1〜2回に、代表グループによる模擬授業をおこなってもらいます。
・成績評価について
授業の中で出された課題に対する提出物や授業の中での言動、最終レポートの内容を総合的に勘案して評価をおこないます。よほどのことがない限りは、試験はおこなわない予定です。したがって、正当な理由のない欠席・遅刻・早退等はマイナス評価の対象となります。授業中の携帯電話等の使用、私語・飲食等もマイナス評価の対象となります。十分に注意をしてください。
・本日の作業課題
「小学校社会科の授業で印象に残っていること」
「こんな社会科の授業をしてみたい」
「こんなことを学びたい」
この3点について書いて提出してください。時間は10分です。時間内にまとめる練習もしてください。
というところで、授業通信の第1号はおわりです。
ご意見・ご要望等ありましたら、いつでもお寄せください。
研究室宛のメールでも結構です。
メールアドレスは、
nishiuch@educ.fukushima-u.ac.jp
です。レポート等もメールで送ってもらっても結構ですよ。ただし、その場合でも期日は厳守してくださいね。よろしくです。
bP 2004社会科教育法TC 10/18
学籍番号 − コース・専修 − 名前
「小学校社会科の授業で印象に残っていること」
「こんな社会科の授業をしてみたい」
「こんなことを学びたい」
「その他(質問・意見等)」
社会科教育法TD通信 bP 2004.10.18 西内裕一
これから約3ヶ月のあいだ、社会科教育法TDを担当することになりました。よろしくお願いします。以前は毎回授業通信を出していましたが、ここ数年は忙しさにかまけてサボっていました。今年度は一念発起してまた出そうと思います。
「この通信のねらい」
毎回の授業の内容を確認するとともに、皆さんに課題を出したりします。そしてそれは次の時間以降の授業の内容に反映させていきます。そのことによって、できるだけ皆さんの学習要求にこたえられるような授業にしていきたいと考えています。
ですから、「このへんのことについてもっと説明してほしい」「具体的な実践を紹介してほしい」「参考文献を教えてほしい」等々の要求をどんどん出してください。ちからの及ぶ範囲で努力していきますので。
「担当者のプロフィール」
・名前 西内 裕一
・出身 大阪市住之江区
・年齢 46歳
・家族 妻・娘・息子 各1
・趣味 テレビゲーム・演劇鑑賞・雑学
・研究室 人文棟601(TEL548-8157)
今年からオフィスアワーを設けますので、質問や相談等がある場合には水曜日の10:30〜12:00に 研究室までお越しください。もちろんそれ以外の時間でも研究室の電気が点いているときでしたら気楽にお越しください。切羽詰った仕事に追われていない限り、大丈夫ですので。
「本日やること」
・テキストの確認と要望
テキストは、臼井嘉一・田中武雄・外山英昭編『小学校社会科へのいざない〔新版〕』地歴社、2001年、1700円+税 です。生協等で購入するか、先輩等に譲ってもらって、必ず持参するようにしてください。その内容に対応した課題を出したり、作業をしてもらったりしますので、1人1冊必要です。よく「テキストを持っていないのでできません、わかりません」ということがありましたが、それは世間では通用しませんよ。今年からはそれはマイナス評価の材料とします。教師になったときには忘れ物に対する指導とかをすることになりますから、いまからできるようにトレーニングしておきましょう。
・今後の授業の予定の確認
次回から数回は、「実践記録を読む」として、テキストの第2章を読んで検討していきます。3年生から6年生の各学年の授業実践について、いろいろと考察していきます。
そのあと、5〜6人のグループに分かれて、模擬授業づくりをおこないます。そして、最後の1〜2回に、代表グループによる模擬授業をおこなってもらいます。
・成績評価について
授業の中で出された課題に対する提出物や授業の中での言動、最終レポートの内容を総合的に勘案して評価をおこないます。よほどのことがない限りは、試験はおこなわない予定です。したがって、正当な理由のない欠席・遅刻・早退等はマイナス評価の対象となります。授業中の携帯電話等の使用、私語・飲食等もマイナス評価の対象となります。十分に注意をしてください。
・本日の作業課題
「小学校社会科の授業で印象に残っていること」
「こんな社会科の授業をしてみたい」
「こんなことを学びたい」
この3点について書いて提出してください。時間は10分です。時間内にまとめる練習もしてください。
というところで、授業通信の第1号はおわりです。
ご意見・ご要望等ありましたら、いつでもお寄せください。
研究室宛のメールでも結構です。
メールアドレスは、
nishiuch@educ.fukushima-u.ac.jp
です。レポート等もメールで送ってもらっても結構ですよ。ただし、その場合でも期日は厳守してくださいね。よろしくです。
bP 2004社会科教育法TD 10/18
学籍番号 − コース・専修 − 名前
「小学校社会科の授業で印象に残っていること」
「こんな社会科の授業をしてみたい」
「こんなことを学びたい」
「その他(質問・意見等)」
社会科教育法TC通信 bQ 2004.10.25 西内裕一
★前回の受講者は42人(言語表現29人、健康運動13人)でした。予想よりもかなり少なかったので、書いていただいたものをじっくりと読むことができましたのよ。しっかりと書いていただいたのでいろいろとおもしろかったです。
★「小学校社会科の授業で印象に残っていること」
「社会というと丸暗記というイメージがどうしてもある。なのであまり好きではなかった。」
「全く印象に残っていません。どんな事をしたか、どんな先生に教わったか、全く覚えていません。」
「小学校の社会の授業で何をやったか覚えていません。このように記憶にも残らないような社会の授業内容で、子どもに何かを身につけさせることができるか否か疑問に思います」
こういった否定的な経験の記述もありますが、つぎのような肯定的な経験の記述もありました。
「社会科見学が一番楽しかった。とにかく、外に出て調べたり、探したりというのが好きだったので、それが楽しみでしょうがなかった。」
「工場の人にインタビューをして話を聞いたり、自分たちが目で見てわかったことや感じたことなどを事後にまとめたりする作業もおもしろかったと思う。」
やっぱり、いわゆるチョーク&トークの授業は小学生には不向きですね。
みなさんは、そうでない授業ができるように、今からいろいろ学習していきましょう。
★「こんな社会科の授業をしてみたい」
「実際社会の中に出ていったり、さまざまな仕事などをリアルに、詳しく子どもたちに伝えて、いろいろな疑問が出て来たり、もっと知りたいと思えるような授業」
「教師が一方的に子供に知識を植えつけるのではなく、子供と教師が一緒に調べたりして学んでいけるような授業」
「社会科は暗記というイメージは持たせたくない。」
「子どもたちの記憶に、わずかでも残るような楽しい授業」
「きょうかしょにかかれている内容が、具体的な感覚でとらえられるような、楽しく臨場感のある授業」
「まずは生徒をひきつけられる授業」
「教科書を使わない授業」
★3年社会科授業を創る
本日は3年生の社会科の授業について考察します。本日は第1回目ですので、少していねいに読んでいきます。次回からは事前に読んできておいてくださいね。
★本日の作業課題
「松村実践を読んで、3年生の地域学習でやってみたいと思ったこと」
「洲山実践を読んで、3年生での工場見学でいってみたいと考える工場はどこか、その理由も含めて」
この2点について書いて提出です。時間はそれぞれ5分です。時間が短いので、簡潔にまとめてくださいね。また、
「その他」
も、よろしくです。これが結構おもしろいです。いろいろ書いてください。できる範囲でお答えしますので。
★3年社会科の授業実践についての参考文献
臼井嘉一・宮原武夫編『わかる教え方 社会科3年』国土社、1992.2
雑誌『歴史地理教育』歴史教育者協議会、に載せられている3年生の実践
これらを図書館や実践センターの資料室とかで探してみてください。
卒論を書くときの資料探しの練習にもなりますので。
社会科教育法TD通信 bQ 2004.10.25 西内裕一
★前回の受講者は70人(数理科学30人、生活科学18人、芸術表現22人)でした。予想よりもちょっと多かったので、書いていただいたものを読むのにけっこう時間がかかりましたよ。でもちゃんと全部読んでますのでご心配なく。
★「小学校社会科の授業で印象に残っていること」
「楽しくなかった。どっちかと言えば嫌いな方だったと思う。」
「ほとんど思い出せません。苦手意識があり、聞き流していたのだと思います。」
「日本の県名を暗記させられて、大変だったのが印象に残っている。」
「教科書を読んで重要なところを覚えさせてテストをする。このような授業しかなかったように思う。」
こういった否定的な経験の記述もありますが、つぎのような肯定的な経験の記述もありました。
「ごみに関する授業が一番印象に残っています。自分の家のごみの種類を調べたり、ごみの分別の仕方を学んだり、出したごみがどのようにしてどこに運ばれて、どのように処理されるかを調べたりしたことです。ごみ処理場に実際に行って調べたのも、とっても驚きが多くいろんな発見があって印象に残っています。」
「社会科見学が一番楽しかった。とにかく、外に出て調べたり、探したりというのが好きだったので、それが楽しみでしょうがなかった。」
「工場の人にインタビューをして話を聞いたり、自分たちが目で見てわかったことや感じたことなどを事後にまとめたりする作業もおもしろかったと思う。」
やっぱり、いわゆるチョーク&トークの授業は小学生には不向きですね。
みなさんは、そうでない授業ができるように、今からいろいろ学習していきましょう。
★「こんな社会科の授業をしてみたい」
「教科書に書いてあることを、身近な生活の中で考え、様々な角度から調べて、生徒どうしが協力し合って1つのことを考え調べ合う授業」
「苦手意識の出ないような楽しい授業」
「教室の外に出ての授業」
「知識を植えつけるだけでなく、興味を持たせる授業」
「生活するのに役に立つことを教える授業」
「社会のしくみを子供たちに実体験させることで教えることができるような授業」
★3年社会科授業を創る
本日は3年生の社会科の授業実践について実践記録をもとに考察します。本日は第1回目ですので、少していねいに読んでいきます。次回からは事前に読んできておいてくださいね。
★本日の作業課題
「松村実践を読んで、3年生の地域学習でやってみたいと思ったこと」
「洲山実践を読んで、3年生での工場見学でいってみたいと考える工場はどこか、その理由も含めて」
この2点について書いて提出です。時間はそれぞれ5分です。時間が短いので、簡潔にまとめてくださいね。また、
「その他」
も、よろしくです。これが結構おもしろいです。いろいろ書いてください。できる範囲でお答えしますので。
★3年社会科の授業実践についての参考文献
臼井嘉一・宮原武夫編『わかる教え方 社会科3年』国土社、1992.2
雑誌『歴史地理教育』歴史教育者協議会、に載せられている3年生の実践
これらを図書館や実践センターの資料室とかで探してみてください。
卒論を書くときの資料探しの練習にもなりますので。
bQ 2004社会科教育法TC 10/25
学籍番号 − コース・専修 − 名前
「松村実践を読んで、3年生の地域学習でやってみたいと思ったこと」
「洲山実践を読んで、3年生での工場見学でいってみたいと考える工場はどこか、その理由も含めて」
「その他(質問・意見等)」
bQ 2004社会科教育法TD 10/25
学籍番号 − コース・専修 − 名前
「松村実践を読んで、3年生の地域学習でやってみたいと思ったこと」
「洲山実践を読んで、3年生での工場見学でいってみたいと考える工場はどこか、その理由も含めて」
「その他(質問・意見等)」
社会科教育法TC通信 bR 2004. 11.1 西内裕一
★前回の授業について
「松村実践を読んで、3年生の地域学習でやってみたいと思ったこと」
・こんにゃくを作っている農家を訪問。畑と保存してある倉庫を見学してから、自分達が普段食べているこんにゃくがどのような工程を経て作られているかを見学する。その後製品がどのように流通しているかを、スーパー等に行って調べる。
・養殖の魚と実歳に漁で釣った魚を比較させる。
・地域の温泉旅館へ行って、実際に温泉に入ったり、効能について調べてみる。旅館へ来る人に、何を求めて来るのかインタビューしてみる。温泉に関わる産業(温泉玉子など)についてや、温泉が地域に及ぼす影響について調べてみる。
・漁業の現在やその加工など、見て触れて考えることができるような地域学習をしてみたい。
・「授業」や「学習」と定義せずに、「探検」をすることとして、子供達のモチベーションをあげたい。そして、やはり、その地域に根づいたところに関する探検にしたい。
・その地域で盛んなものを取り上げ、それに関する地域の人との「出会いを大切にする授業」をしてみたい。出会いは必ず子どもたちの学習効率を上げるだろう。
・私は牧場で牛の乳しぼりをしてみたいと思いました。小学校では給食で毎日必ず牛乳を飲むので、自分たちがいつも飲んでいる牛乳はどういう過程で作られてくるのかを学び、体験することで働く人への感謝の気持ちなど多くのことを感じてくれるのではないかと思います。
「洲山実践を読んで、3年生での工場見学でいってみたいと考える工場はどこか、その理由も含めて」
・私の町には材木工場を経営している人がたくさんいて、この産業は町に大きく貢献している。材木工場で働いている親も多いと思うので、親が働く職場体験、近所にある工場見学ということで興味を持って体験できると思う。
・今の時期はさんまがたくさんとれます。なのでさんまの加工品である「みりん干し」がとても目につきます。昔は各家庭でやっていましたが、今は工場で加工してしまうそうです。子どもたちの多くも食べていると思うので、作り方を学んだり、市場での流通を学ぶのをやってみたい。全国のどの地域にまで、配達されるかなど。また、海産物や缶づめ工場に訪れるのもよいなと思いました。
★本日の作業課題
「北舘実践を読んで、4年生の地域学習(地域の昔と今)でやってみたいと思ったこと」
「熊谷実践を読んで、4年生での他の地域の暮らしで扱ってみたいと考える地域はどこか、その理由も含めて」
この2点について書いて提出です。時間はそれぞれ5分です。時間が短いので、簡潔にまとめてくださいね。また、
「その他」
も、よろしくです。これが結構おもしろいです。いろいろ書いてください。できる範囲でお答えしますので。
★漫画やゲームの教材化の可能性について
「その他」で書かれていましたが、みなさんもけっこうゲームとか好きみたいですね。いまの子どもたちもそうです。そうであれば、これを教育に生かさない手はありません。
「桃太郎電鉄」も「シムシティ」も「A列車で行こう」も、地理や公民の学習になります。
また、「信長の野望」とか「太閤立志伝」とか「決戦」とかは歴史の学習になりますし、「三国志」とか「三国無双」とかもいいですね。「悪代官」もいいかも。
また、マンガも使えますよ。竹宮恵子「ファラオの墓」とか、山岸涼子「日出処の天子」
とかは定番ですね。池田理代子「ベルサイユのばら」もいいかもです。おすすめは、みなもと太郎「風雲児たち」、ヤングジャンプに連載してた「栄光なき天才たち」、漫画アクションに連載している拉致問題を扱った「奪還」とかがいいですよ。ヒロシマの原爆を扱ったものとしては「はだしのゲン」が有名ですが、最近のものでは、こうの史代「夕凪の街 桜の国」双葉社がすばらしいです。これらのゲームをしたりマンガを読んで、教材化の可能性と感想をレポート用紙一枚にまとめて出してくれると、最終レポートの成績に5点加算しますので、がんばってレポート書いてみてください。
(ちなみに、いまは納豆大好きです(^^))
社会科教育法TD通信 bR 2004. 11.1 西内裕一
★前回の授業について
「松村実践を読んで、3年生の地域学習でやってみたいと思ったこと」
・子供にとって興味をひくものでかつ普段の生活において身近にある稲刈りをあげたいと思う。実際に稲刈りをするには、地域の人々の協力も必要であると思う。
・地域の特産品(農作物でも伝統工芸品でも)を調べること。特産品ということは、その地域で長年作られているということになります。その地域でしかできない、地域によりそった授業ができると思います。
・地域にある個人でやってるラーメン屋などに見学に行かせたいですね。そして普段はお客として来ているラーメン屋の裏側というか、ラーメン作りの様子などから商売するということが学べると思います。ラーメンという誰にでも親しみのあるものを題材とすることで子供達の関心も引き出せると思います。
・ぜひ、“りんご”をテーマに子ども達と学習していきたいと思う。直接生産地や農家を尋ねて目で見て触れて欲しい。
・スーパーなどの卸売業者の調査。スーパーにはどの程度の純利益があり、商品の原価はどれくらいなのかを調べてみたい。以前コーラの原価は30円と聞き、マックには食用みみずが使われていると聞いたので、食生活の安全性なども考えてみたい。
・地域で働いている人に教室に来てもらうというのはなかなかおもしろそうだと思う。生徒の保護者に来てもらって話をしてもらうのも、いいのではないか。
「洲山実践を読んで、3年生での工場見学でいってみたいと考える工場はどこか、その理由も含めて」
・豆腐屋で見学してみたい。起きるのもツライ朝早くから仕事をしていることを知り、仕事の大変さやそれでもがんばる理由などを知ってもらいたい。
・絹糸、絹織物を作っている工場と布の精練をしている工場。工場で織っている絹織物の材料のまゆは地元で作っているから、材料ができるまでも見学できるし、それが製品になるまでを生徒に見せることができる。
・東北パイオニアの工場があります。そこではデジタルカメラの部品を流れ作業でどんどん部品を組み立てています。電化製品がどうやってあの形になっていくかという工程を見学してみたい。流れ作業の効率の良さと、製品の部分を見ることでものづくりに対して関心を持ち、日本の技術の高さを実感してもらえると思う。
★本日の作業課題
「北舘実践を読んで、4年生の地域学習(地域の昔と今)でやってみたいと思ったこと」
「熊谷実践を読んで、4年生での他の地域の暮らしで扱ってみたいと考える地域はどこか、その理由も含めて」
この2点について書いて提出です。時間はそれぞれ5分です。時間が短いので、簡潔にまとめてくださいね。また、
「その他」
も、よろしくです。これが結構おもしろいです。いろいろ書いてください。できる範囲でお答えしますので。
★漫画やゲームの教材化の可能性について
「その他」で書かれていましたが、みなさんもけっこうゲームとか好きみたいですね。いまの子どもたちもそうです。そうであれば、これを教育に生かさない手はありません。
「桃太郎電鉄」も「シムシティ」も「A列車で行こう」も、地理や公民の学習になります。
また、「信長の野望」とか「太閤立志伝」とか「決戦」とかは歴史の学習になりますし、「三国志」とか「三国無双」とかもいいですね。「悪代官」もいいかも。
また、マンガも使えますよ。竹宮恵子「ファラオの墓」とか、山岸涼子「日出処の天子」
とかは定番ですね。池田理代子「ベルサイユのばら」もいいかもです。おすすめは、みなもと太郎「風雲児たち」、ヤングジャンプに連載してた「栄光なき天才たち」、漫画アクションに連載している拉致問題を扱った「奪還」とかがいいですよ。ヒロシマの原爆を扱ったものとしては「はだしのゲン」が有名ですが、最近のものでは、こうの史代「夕凪の街 桜の国」双葉社がすばらしいです。これらのゲームをしたりマンガを読んで、教材化の可能性と感想をレポート用紙一枚にまとめて出してくれると、最終レポートの成績に5点加算しますので、がんばってレポート書いてみてください。
(映画とか文学作品とかでもいいですよ。「ああ野麦峠」とか「さとうきび畑の唄」とか)
3 2004社会科教育法TC 11/1
学籍番号 − コース・専修 − 名前
「北舘実践を読んで、4年生の地域学習(地域の昔と今)でやってみたいと思ったこと」
「熊谷実践を読んで、4年生での他の地域の暮らしで扱ってみたいと考える地域はどこか、その理由も含めて」
その他(質問・意見・感想等)
3 2004社会科教育法TD 11/1
学籍番号 − コース・専修 − 名前
「北舘実践を読んで、4年生の地域学習(地域の昔と今)でやってみたいと思ったこと」
「熊谷実践を読んで、4年生での他の地域の暮らしで扱ってみたいと考える地域はどこか、その理由も含めて」
その他(質問・意見・感想等)
社会科教育法TD通信 bS 2004. 11.8 西内裕一
★前回の授業について
みなさんが書いてくれたものを読んで、「前回の授業について」を入力しようと思っていたのですが、週末に風邪をひいてしまい、寝込んでしまいました。それで今回は、テキストもあまりよくないので、独自の資料を読んで、作業をしてもらうことにしました。
資料は、柴田義松編『社会科の「基礎・基本」の学び方』明治図書、2002所収の白尾裕志先生の論文というか、実践記録の一部です。これを読んで以下の作業をしてください。
4 2004社会科教育法TD 11/8
学籍番号 − コース・専修 − 名前
「白尾実践を読んで、この実践の目標は何であったと考えられるか」
「この実践のあと工場見学に行ったとしたら、子どもたちはどんなことを見たり聞いたりしてくると考えられるか」
「その他」感想・意見・質問など自由に
社会科教育法TC通信 bS 2004. 11.8 西内裕一
★前回の授業について
みなさんが書いてくれたものを読んで、「前回の授業について」を入力しようと思っていたのですが、週末に風邪をひいてしまい、寝込んでしまいました。それで今回は、テキストもあまりよくないので、独自の資料を読んで、作業をしてもらうことにしました。
資料は、柴田義松編『社会科の「基礎・基本」の学び方』明治図書、2002所収の白尾裕志先生の論文というか、実践記録の一部です。これを読んで以下の作業をしてください。
4 2004社会科教育法TC 11/8
学籍番号 − コース・専修 − 名前
「白尾実践を読んで、この実践の目標は何であったと考えられるか」
「この実践のあと工場見学に行ったとしたら、子どもたちはどんなことを見たり聞いたりしてくると考えられるか」
「その他」感想・意見・質問など自由に
社会科教育法TB通信 bP 2004. 4.12 西内裕一 これから約3ヶ月のあいだ、社会科教育法TBを担当することになりました。よろしくお願いします。 以前は毎回授業通信を出していましたが、ここ数年は忙しさにかまけてサボっていました。 今年度は一念奮起してまた出そうと思います。 「この通信のねらい」 毎回の授業の内容を確認するとともに、皆さんに課題を出したりします。 そしてそれは次の時間以降の授業の内容に反映させていきます。 そのことによって、できるだけ皆さんの学習要求にこたえられるような授業にしていきたいと考えています。 ですから、「このへんのことについてもっと説明してほしい」「具体的な実践を紹介してほしい」 「参考文献を教えてほしい」等々の要求をどんどん出してください。ちからの及ぶ範囲で努力していきますので。 「担当者のプロフィール」 ・名前 西内 裕一 ・出身 大阪市住之江区 ・年齢 46歳 ・家族 妻・娘・息子 各1 ・趣味 テレビゲーム・演劇鑑賞・雑学 ・研究室 人文棟601(TEL548-8157) 今年からオフィスアワーを設けますので、質問や相談等がある場合には水曜日の10:30〜12:00に 研究室までお越しください。もちろんそれ以外の時間でも研究室の電気が点いているときでしたら気楽にお越しください。 切羽詰った仕事に追われていない限り、大丈夫ですので。 「本日やること」 ・テキストの確認と要望 テキストは、臼井嘉一・田中武雄・外山英昭編『小学校社会科へのいざない〔新版〕』地歴社、2001年、 1700円+税 です。生協等で購入するか、先輩等に譲ってもらって、必ず持参するようにしてください。 その内容に対応した課題を出したり、作業をしてもらったりしますので、1人1冊必要です。 よく「テキストを持っていないのでできません、わかりません」ということがありましたが、それは世間では通用しませんよ。 今年からはそれはマイナス評価の材料とします。 教師になったときには忘れ物に対する指導とかをすることになりますから、いまからできるようにトレーニングしておきましょう。 ・今後の授業の予定の確認 次回から数回は、「実践記録を読む」として、テキストの第2章を読んで検討していきます。 3年生から6年生の各学年の授業実践について、いろいろと考察していきます。 そのあと、5〜6人のグループに分かれて、模擬授業づくりをおこないます。 そして、最後の1〜2回に、代表グループによる模擬授業をおこなってもらいます。 ・成績評価について 授業の中で出された課題に対する提出物や授業の中での言動、最終レポートの内容を総合的に勘案して評価をおこないます。 よほどのことがない限りは、試験はおこなわない予定です。 したがって、正当な理由のない欠席・遅刻・早退等はマイナス評価の対象となります。 授業中の携帯電話等の使用、私語・飲食等もマイナス評価の対象となります。十分に注意をしてください。 ・本日の作業課題 「小学校社会科の授業で印象に残っていること」 「こんな社会科の授業をしてみたい」 「こんなことを学びたい」 この3点について書いて提出してください。時間は10 分です。時間内にまとめる練習もしてください。 というところで、授業通信の第1号はおわりです。 ご意見・ご要望等ありましたら、いつでもお寄せください。 研究室宛のメールでも結構です。 メールアドレスは、 nishiuch@educ.fukushima-u.ac.jp です。レポート等もメールで送ってもらっても結構ですよ。ただし、その場合でも期日は厳守してくださいね。よろしくです。 ☆第一回の提出物は以下のものです。 1 2004社会科教育法TB 4/12 学籍番号 − コース・専修 − 名前 「小学校社会科の授業で印象に残っていること」 「こんな社会科の授業をしてみたい」 「こんなことを学びたい」 「その他(質問・意見等)」
社会科教育学U 1997. 4.14 −『社会科授業の改革15の提案』をよむ− 西内 裕一
《〒960-12 福島市松川町浅川字直道2 福島大学教育学部》 TEL 0245-48-5151(内線3327)
<授業の内容について>
・安藤 豊『社会科授業の改革15の提案』(1996、明治図書)を読む。
<日程とレポートの分担>
4/14……提案@(西内)
4/21……提案A(西内)
4/28……提案B( )
5/12……提案C( )
5/19……提案D( )
5/26……提案E( )
6/2……提案F( )
6/9……提案G( )
6/16……提案H( )
6/23……提案I( )
6/30……提案J( )
7/7……提案K( )
7/14……提案L( )
・提案M・Nは、最終レポートとする。
・参加者は協力・分担してレポートを作成し、その報告にもとづいて全員で議論をしていく。従って、レポーターはもちろん、参加者全員がテキストを読み、その内容についてあらかじめ考え、自分なりの意見や疑問などをまとめておくことが必要である。
社会科教育学U 1997. 4.21 −『社会科授業の改革15の提案』をよむ− 西内 裕一
《〒960-12 福島市松川町浅川字直道2 福島大学教育学部》 TEL 0245-48-5151(内線3327)
<今後の日程とレポートの分担>
4/14……提案@(西内)
4/21……提案A(西内)
4/28……提案B(阿部めぐみ・横山政仁)
5/12……提案C(横山政仁・角田直之)
5/19……提案D(阿部めぐみ・角田直之)
5/26……提案E(関根玲子・熊田知美)
6/2……提案F(熊田知美・玉置まい子・斎藤 綾)
6/9……提案G(佐藤宏美・佐藤和佳・佐藤昌仁)
6/16……提案H(國分智博・吉田寿江・佐藤昌仁)
6/23……提案I(吉田寿江・大槌裕美)
6/30……提案J(関根玲子・佐藤和佳・佐藤宏美)
7/7……提案K(玉置まい子・大槌裕美・渡辺紗由梨)
7/14……提案L(斎藤 綾・渡辺紗由梨・國分智博)
・提案M・Nは、最終レポートとする。
・レポートには、必ず担当者名を入れること(「分担」がわかるように)。
社会科教育学U 1993.7.12 −安井俊夫『主権者を育てる公民の授業』をよむ− 西内 裕一
《〒960-12 福島市松川町浅川字直道2 福島大学教育学部》 TEL 0245-48-5151(内線3327)
<終章 子どもの意見と主体形成>
−公民の授業と「生きる力」
誠二の意見の変化(軍備増強→軍縮・核戦争防止)・昭男の意見の変化(防衛力増強→全面降伏)をどう見るか。
教師の期待する考え方にどう近づいたかという立場から評価するのではなく、意見形成にとりくむ子どもの立場に立って、その意識・認識の変化をとらえる必要がある。
・自分の意見を論じるために持っている材料の問題
「憲法第九条」の時点と「核危機の時代」の時点での違い
(国をどう守るか・一般的な視点)(国際情勢と核危機の現実についての知識)
「戦場となる日本」の具体化 →米ソ対立・日米共同、核戦争の戦場
※「どうすべきか」切実に考えざるを得ない現実
・意見形成のために必要な、子どもの側からの働きかけ
「知る」事実・教師が「与えた」事実 → ひとごとにせず、自分の思考の対象に
※事実の切実さ → 働きかけ → 問題意識 → 意見形成
(ここまでが意見形成の起点) →「生きる力」の源泉
誠二の場合
「核戦争をくいとめなければ、どうしたらくいとめられるか」という問題意識がカギ
昭男の場合
キューバ、ベトナム戦争の学習における事実が、力には力で対抗すること、軍備増強 論が必ずしも有効ではないという意見形成のテコとなった。
それらの事実に自ら働きかけ、そこから自分の中に残すものをえていた。これが事実 を「自分のもの」にするということである。
だだし、武力万能の考えを「勇気ある降伏論」という結論へといき着かせたものとし て、2年生のとき学習した「沖縄戦」の切実な事実が強く子どもの中に残っていたこと が指摘されている。
「勇気ある降伏論」も、昭男にとっては通過点で、今後別の内容のものに変わってい くだろう。主張の内容よりも、考えを転換していくほど事実を自分のものにしているこ とが大切。このような知識こそが「自分のもの」であり「自分の知識」として残る。
別の場面でも駆使される → 「生きる力」になりうる知識
−子どもの「意見」と主体形成
きいていて楽しい意見(はっとさせられる・なるほどそうか・その子自身のもの)→「かりもの」ではない自分自身が出ているもの(リラックスして・つらさをへて)
・意見形成のためのとりくみ 自分にとってのララ 反論と事実の掘り起こし
「意見をのべる」ということは、世の中のこと=社会の現実に目を向け、それをひとごとでなく自分の問題にしようとすること→自分もその社会の現実のなかの一員なのだという自覚→どうすべきか、どう生きるかを考える第一歩→「主権者」としての重要な一歩
社会科教育学U 1992.4.20 −『社会科の歴史(上)』序章− 西内 裕一
《〒960-12 福島市松川町浅川字直道2 福島大学教育学部》 TEL 0245-48-5151(内線3327)
<レポートの担当と日程について>
1章(5/ 8) 国際化と世界認識教育……根本和典・小出智義・伊藤学
2章(5/15) 戦後史における平和教育……安藤悟・伊藤健一・猪股尚志・小野忠大
3章(5/22) 人権学習の課題……五十嵐恵子・田沢智亜紀・小西智大・高橋美江
4章(6/ 5) 産業学習と社会科の再生……杉崎悦子・寺島素子・佐藤律子
5章(6/12) 臨教審「地域論」の思想と論理……斎藤悟子・佐藤和加子・新井崇文
6章(6/19) 低学年社会科と「生活科」の問題点…石井里香・泉妻穣・橘内美子・小林英樹
13章(6/26) 社会科40年と教科書問題……長谷川惣泰・小山直人・亀井義弘・田宮昌代
14章(7/ 3) 社会科授業づくりの課題……熊谷直人・尾畑彰宏・橋本寛美・八巻美和子
15章(7/10) 小学校社会科の授業……北原貴泰・坂本めぐみ・大和谷史子・北村靖信
16章(9/11) 中学校社会科の授業……渡辺幸恵・渡辺深雪・鎌田友昭・載峰
17章(9/18) 高校社会科の授業……佐藤拓也・高橋和人・佐藤雅彦・井沼千秋
社会科教育学U 1991.7.10 −『社会科の歴史(下)』事後レポート− 西内 裕一
《〒960-12 福島市松川町浅川字直道2 福島大学教育学部》 TEL 0245-48-5151(内線3327)
<報告後の事後レポートのテーマついて>
以下のようなかたちでの事後レポートの提出を要求します。提出日は15章までは9/11の授業時、16・17章は、9/30の午後1時までに西内研究室まで。試験に替えてのレポートです。単位の必要な人は必ず提出すること。
7章(5/ 8) 国際化と世界認識教育……根本和典・小出智義・伊藤学
・上原専祿の「地域」論について。 ・「東郷平八郎」をどう教えるか。
8章(5/15) 戦後史における平和教育……安藤悟・伊藤健一・猪股尚志・小野忠大
・《注》の文献2〜3点を読んで。 ・社会科における平和教育のありかた。
9章(5/22) 人権学習の課題……五十嵐恵子・田沢智亜紀・小西智大・高橋美江
・河内徳子『人権教育論』について。・《注》2〜6の文献を読んで。
10章(6/ 5) 産業学習と社会科の再生……杉崎悦子・寺島素子・佐藤律子
・「ものをつくる授業」について。・『社会科=一本のバナナから』について。
11章(6/12) 臨教審「地域論」の思想と論理……斎藤悟子・佐藤和加子・新井崇文
・「ふるさと教育」と「国際理解教育」について。・「地域」をどうとらえるか。
12章(6/19) 低学年社会科と「生活科」の問題点…石井里香・泉妻穣・橘内美子・小林英樹
・『社会科の課題と授業づくり』第一部について。・生活科をどうとらえるか。
14章(6/26) 社会科授業づくりの課題……長谷川惣泰・小山直人・亀井義弘・田宮昌代
・藤岡『授業づくりの発想』について。 ・鈴木正気の授業論について。
13章(7/ 3) 社会科40年と教科書問題……熊谷直人・尾畑彰宏・橋本寛美・八巻美和子
・『新編日本史』について。 ・外国の教科書・教科書制度について。
15章(7/10) 小学校社会科の授業……北原貴泰・坂本めぐみ・大和谷史子・北村靖信
16章(9/11) 中学校社会科の授業……渡辺幸恵・渡辺深雪・鎌田友昭・載峰
17章(9/18) 高校社会科の授業……佐藤拓也・高橋和人・佐藤雅彦・井沼千秋
社会科教育学U 1990. 4.25 −本多公栄『歴史教育』青木書店をよむ− 西内 裕一
《〒960-12 福島市松川町浅川字直道2 福島大学教育学部》 TEL 0245-48-5151(内線3327)
*序章 歴史教育の何が問題か
(本多公栄『歴史教育』1990、青木書店)
・この章で本多は、「1980年代後半を振り返りつつ1990年代の歴史教育の三つの 課題を提起」している。
@社会科歴史と歴史教育の独立の問題。
A歴史学と歴史教育の関係の問題。
B歴史教育固有の任務とは何か。
これらの詳細については、1章以下で具体的に展開されるが、この章ではそれら3つの課題について、概観されている。
@について 新指導要領にみられる社会認識教育の改変 (1章でさらに詳しく)
・幼稚園 「社会」「自然」→「人間関係」「環境」
・小学校 低学年社会科の廃止、「生活科」の設置
・中学校 選択「社会」の導入
・高校 地理歴史科と公民科に再編成=社会科の解体
改変の具体的な内実を高校歴史の場合でみる。
・指導要領1978年版の高校社会の目標と1989年版の地理歴史の目標の比較
「国家・社会の有為な形成者」が「国家・社会の一員として」に変わったことの意 味を「公民的資質」を消したこととの関係で考察している。
・「公民的資質」の意味の変遷と削除したことの意味
初期社会科(一般的には、1955年指導要領以前の社会科を指す)
……市民、主権在民の主権者的意味と同質
1968年版小学校社会科
……再登場、市民と国民の両方の意味を含む(指導書)
1977年版
……国民の比重をより強くした
1989年版
……低社廃止、地歴科独立「公民的資質」削除、“残存社会科”でも「国民」 を強化
?地歴科の独立は、公民的資質削除のうえにこそ成立したものであり、社会科歴史と歴史教育の独立との決定的差は、公民=市民=主権者育成を目標の中心におくかどうかにかかっているといえよう。
Aについて 安井俊夫実践をめぐっての議論・論争
・三浦進らの批判(1988年歴教協東京大会)……(安井実践は)(1)分科会の蓄積からすれば少々疎雑にすぎる。(2)あたかも教育の論理と歴史の科学化の論理が対立するかのようにまで説いた点は問題である。→歴史学と歴史教育の一体化を目的とすべきだ。
・本多……(1)の「少々疎雑」と見えた安井実践の異質さは何なのか、そこの解明が必要。 異質さの原因を(2)としてとらえるのは疑問。(その根拠として丸浜昭のまとめを引き、 「安井は、安井なりの歴史研究との一体化をはかりながら、教育実践を行っているので ある。」ことをあげる)
?三浦らは「内容論」+「教材化の視点」(目標論)として議論しているのに対し、安??井は主として「教材論」として問題提起しているのではないか。
教材論の学問領域は、歴史学ではなく、教育学である。歴史教育と一体化すべき学問は、歴史学と教育学の二つがあるということである。
歴史学に依拠しながら教育学の論理にそいつつ教材開発を積極的にすすめる−これがまさに歴史教育(学)の課題のひとつ(同様に「社会科教育学」の課題についても考えてみる)。
・「内容」と「教材」と「授業過程」の三つを一体化した実践報告の登場−内容と教 材の視点から、教材と授業過程も含めた教育実践の全体像を叩き合う段階にきている。
・歴史学の成果とともに、教育学の論理にそっての教材論なのかどうかをも含めてじっくり吟味して安井実践を批判する必要がある。(具体的には、2章で)
Bについて 「歴史教育とは何か」「歴史教育の固有の任務とは何か」
・羽仁五郎「歴史教育について」『教育』1933.8
「歴史教育批判」『教育』1935.5,7,8 (これらの具体的内容は、1章で)
・遠山茂樹「子どもの未来と歴史教育」『歴史地理教育』1988.10臨増
教員自らが歴史の真実をつきとめる面白さと感動を実感すること
実感できる感性を摩滅させないこと
歴史認識はその根底において現代批判に通ずるのだという緊張感を絶えずあらたにす ること
・高橋石眞一(しんいち)の歴史教育論(詳細は、5章で)
国民の歴史意識をたしかめ、研ぎすます。
歴史は愛憎の道場である。
研ぎすます道場は地域である。
高橋の、歴史教育の主体的立場からの歴史学の見方
1 歴史研究の側は、研究テーマを、国民の要求、歴史教育の要求からさがしだす。
2 歴史研究の成果を、教師・生徒・父母の歴史的体験に照らして検証していく。そのことによって、歴史研究の弱点が明らかになり、歴史学の腐敗を防ぐ。
3 歴史研究の側の歴史叙述をきたえる。
4 このように歴史研究者が歴史教育者の側から検証を受けているということは、実に歴史学が国民に理解され、守られることである。
※歴史教育固有の任務とは、上記のようなことであると考えることができるだろうか。
社会科教育学U 1990. 5. 2 −本多公栄『歴史教育』青木書店をよむ− 西内 裕一
《〒960-12 福島市松川町浅川字直道2 福島大学教育学部》 TEL 0245-48-5151(内線3327)
<レポートの担当と日程について(補追版)>
1章 社会科と歴史教育……古市幸夫・根本和典・小出智義・関恵美子・嵯峨則子
・関根美子・近藤昇・野沢幸弘
2章 歴史学と歴史教育……飯田浩徳・尾形英子・大河美奈子・原田和雄・斎藤明江 ・佐々木佳子・遠藤大輔・大宮慶子・中根正博・長谷川郁朗・神山朋広・郡司修一
3章 国際化と歴史教育……村上淳護・雪正博・浅倉美佳子・安田智・大橋正幸
・小見山浩二・金子秀則・大和田徹・丹野潔・吉田雅仁
・佐藤佳子・石川良子・白石裕子・星由美子・佐藤潤
・斉木公治・村田聖治・高橋潤一・比佐哲・黒子学
・根本賢・天野健史
4章 教科書と歴史教育……宮田崇・本多康夫・鈴木茂・渡辺康彦・山澤紀子
・三浦恵美・松本江利子・水野利香・永山貴伊子・斎藤淳子
・佐久間由枝・後藤一則・五十嵐靖・斎藤勝芳・大浦智香子
・菅家佳子・岡田征之・遠藤透・加藤千一朗・大泉智幸
・本多康弘・佐藤孝宏・渡辺義行・高橋亮子・大松茂夫
・高松宏光・築館雅樹・渡辺江理子・柳沼郁子・鈴木祐子
・藤沢宗昭・松田修一
5章 高橋~一と歴史教育……桜庭卓也・角田健太郎・斎藤亮一・白根浩二・大門英明
<ビデオで見る授業「江戸の町づくりと神田上水」について>
授業者:若木久造(東京都豊島区立高田中学校)
江戸時代のはじめごろの江戸の町づくりの問題、水の確保のためのいくつかの上水、特に、生徒たちにとって身近な地域の問題でもある「神田上水」のしくみとはたらきについての授業。
<次回以降の報告のうちあわせ>
*報告の後、そこでの議論もふまえて、個人でレポートにまとめ、提出すること。
社会科教育学U 1990. 9.19 −本多公栄『歴史教育』青木書店をよむ− 西内 裕一
《〒960-12 福島市松川町浅川字直道2 福島大学教育学部》 TEL 0245-48-5151(内線3327)
<社会科教育学関係 参考文献一覧>
・柴田義松編『何をどう教えるか(授業入門シリーズ)』 有斐閣 1982
・藤岡信勝『授業づくりの発想』 日本書籍 1989
(授業づくりがどういうものか、具体的によくわかります。)
・歴史教育者協議会編『たのしくわかる社会科 授業づくりのヒント』 あゆみ出版 1983・84
・ 同 編『たのしくわかる社会科小学○年の授業』(改訂新版) あゆみ出版 1981
・ 同 編『たのしくわかる社会科中学地理の授業』(改訂新版) あゆみ出版 1981
・ 同 編『たのしくわかる社会科中学歴史の授業』(改訂新版) あゆみ出版 1981
・ 同 編『たのしくわかる社会科中学公民の授業』(改訂新版) あゆみ出版 1981
(一番上のものは授業づくりのそれぞれの段階でいったい何をしたらよいのかを明らかにしています。下のものは、実際的な教師用指導書といえます。)
・大槻建・臼井嘉一編『小学校社会科の新展開』 あゆみ出版 1983
・大槻建・臼井嘉一編『中学校社会科の新展開』 あゆみ出版 1983
(具体的な授業をもとに、いろいろ考察したものです。)
(必読文献15選)
@日本民間教育研究団体連絡会編『社会科の歴史』 民衆社 1988
A宮原武夫『社会科教育学入門』 青木書店 1989
B谷川彰英『戦後社会科教育論争に学ぶ』 明治図書教育新書 1988
C本多公栄・臼井嘉一・外山英昭『増補教師のための小学校社会科』 地歴社 1990
D鈴木正気『支えあう子どもたち』 新日本新書 1986
E鈴木正気『学校探険から自動車工場まで』 あゆみ出版 1983
F有田和正『子どもの生きる社会科授業の創造』 明治図書 1982
G山本典人『小学校の歴史教室』 あゆみ出版 1985
H山本典人『小学三・四年生』 新日本新書 1988
I白井春男・久津見宣子『ものをつくることと授業』 日本書籍 1985
J若狭蔵之助『問いかけ学ぶ子どもたち』 あゆみ出版 1984
K若狭蔵之助『フレネ教育 子どものしごと』 青木書店 1988
L坂本泰造『どの子も燃える授業の創造』 あゆみ出版 1986
M安井俊夫『発言をひきだす社会科の授業』 日本書籍 1986
N安井俊夫『主権者を育てる公民の授業』 あゆみ出版 1986