その41 ■大人げない・・

 例えば新日鐵の中垣内選手が町内パパさんバレー大会に出場して手を抜かずにスパイクをバシバシ決めて一方的に相手に勝っちゃったらどう思います?高橋尚子選手が町内マラソン大会に出てダントツで優勝して伊香保温泉ペア宿泊券や大型カラーテレビ(今どきカラーなんてわざわざ言わない?)をもらって帰ったりしたらどう思います?イチローが早朝草野球に出てホームランをガンガン・・。みんな同じように「なんだよ大人げない!」って思いますよね。そして間違いなく彼らはそんな事はしないハズです。たとえそんな試合に出ることがあっても他の人が楽しめるように力を加減し、相手に勝ちをゆずったりすることでしょう。これは彼らと一般人の間に歴然とした実力差があって初めから勝負にならないこと、そして周りの人も自分を初めからレベルの違う存在として認めているということを彼らがきちんと自覚しているからだと思われます。まあプロですから当たり前といえば当たり前の話なんですが、同じ事は一般人どうしでも言えます。例えば全国大会を目指してるような強い部活の一流選手は学校内ですでに実力を認められているでしょうから校内スポーツ大会で同じスポーツ種目に出たり、さらに意地になってプレーしたりはしないでしょう。きっと「自分より明らかに弱い相手に全力を出したり、どうだ!とばかり自分の華麗なプレーを見せつけるなんて恥ずかしい!というかカッコ悪くて出来ない。」と思っているハズです。でも実際にはそんな恥ずかしいというかカッコ悪い人って結構いますよね。彼らはそのカッコ悪さにちっとも気がついていません(だから出るのでしょう)が、それはつまり、彼らの意識の中では他の一般出場者と同じ土俵に立っている、すなわち自分の実力は一般と大差ないと自分で認めているということになります。きっと自分の実力に自信がないんでしょうね。だから普通の人を相手に「どうだ、俺って凄いだろう!」とことさらに自分の能力をアピールしたがるんですね。中途半端に強い、上手い、速い(安い?いやこれは違う)二流半くらいの選手によく見られる傾向ですね。息子と競争して思わず真剣にダッシュしちゃったくせに、「まだまだお父さんには勝てないな」なんて息子に言い聞かせてるそこの大人げないお父さん、すでに息子は自分のライバルだと自分で無意識のうちに認めているということですよ。追い越される日も近いことを覚悟しときましょうね。

▼その42 実力を出せなかった?