その44 ■全力でプレーすると・・ 

 うちのエアコンはかなりパワー不足で、温度設定を23度にしても18度にしてもほとんど冷え具合が変わらないくせに、18度にすると「ブーン」というモーターの音がいかにも「これでも全力で頑張ってるんですケド・・」と弁解してるように大きくなります。冷蔵庫も同じで、氷を早く作りたくて「強冷」に設定すると冷え方は変わらないくせに冷蔵庫自体が熱くなって、「能力的に限界です!」と主張しはじめます。こうなると部屋の温度が上がってしまい逆効果で、結局「通常」(温度設定の真ん中)が一番効率がよかったりします。スポーツでも「全力」でプレーしようとすると思わずリキんじゃったりしてかえってパフォーマンスが悪くなったりしますよね。バレーでも格下相手のときは流れるようなフォームで美しいスパイクを決めていたのに、相手が強くなったとたんにリキんでアウトにしたりネットに引っかけたりすることは結構あります。監督からすれば、今までどおり「通常」モードでいいのに・・と思うのですが、本人はつい「強」にツマミを回しちゃうんでしょうね。だから「全力」という意識はスポーツパフォーマンスにあまりいい結果をもたらさないような気がしますがどうでしょうか?以前、短距離で活躍している陸上部の学生に私が「速く走るために意識していることは?」と質問したら、「はい、95%の力で走るように気をつけています」という答えが返ってきました。これって、なかなかの名言だと思いませんか?

▼その45 潜在能力と余裕