いやー驚きました!なんと消しゴムで消せるボールペン発売!今までのボールペンの常識を根底から覆す商品ですよね。こりゃあ便利!だってこれからは書き損じても消しゴムで消せばいいんですから・・いやぁめでたしめでたし。・・あ、いや、ちょ、ちょっと待って下さい、皆さん本当に何の違和感もなくこの新ボールペンの登場を受け入れられてますか?この新種をボールペンとして簡単に認めちゃってもいいんでしょうか?え?ペン先についてるボールが回転することによって書ける筆記具だから消せようと消せまいとボールペンに決まってるって?それは確かにおっしゃるとおりです。でも私が言いたいのは、私達の頭の中に、ボールペンは「消しゴムで消せない筆記具」というとても重要な特徴、というか概念を長い間共通認識として持っていたのではないですか?それが簡単に変えられても構わないんですか?ということなんです。消しゴムで簡単に消せなかったからこそ簡単に消せる鉛筆との役割分担がはっきり出来ていて、例えば書き直しが必要な下書きや私文書は鉛筆が活躍しますが、履歴書みたいな公文書は簡単に消せる鉛筆じゃなくて「黒色ボールペンで記入のこと」なんて指定があったわけですよね。だから一概に「消せないより消せた方が優秀なボールペン!」なんて新参者に偉そうにCMで主張して欲しくない(従来のボールペンの気持ちを代弁してみました)し、実は簡単に消されてしまうという欠点を当のCMでバラしちゃってる(まだ見てない人は是非一度見て下さいね)始末で、こんな世の中の規律(?)をかき乱す連中(書いてるうちにだんだん腹立ってきた)が世の中に増えてきたらきっと取り返しのつかないことになりますよ。この流れでいくとそのうち「消しゴムで消せない鉛筆!公文書にも使えます!」なあんてわけの分からない鉛筆まで登場しちゃったりして、そしたら「履歴書は黒ボールペンで記入のこと。*あ、ただし消しゴムで消せないものに限る。**あっそうそう、ただし消しゴムで消せない鉛筆なら可。」なんて但し書きがどんどん増えちゃいますよね。さらにペン先はボール状なんだけどインクは鉛筆の芯を液状にしたものだったり、消しゴムで消せるんだけど電子レンジで一度チンすると消せなくなるインク(意味ない?)が開発されたりしちゃったら、もうどこまでが鉛筆でどこからボールペンなんだかわけ分かんなくなりますよね。だからお願い文具メーカーさん!私達の概念を覆す商品はなるべく作らないで下さい。もし作っちゃったら、それには全く新しいカテゴリーの商品名にして既存の文具の概念規定を壊さないように気をつけて下さいね。さしずめ今回の消せるボールペンはボールペンならぬ「ケールペン」(まんまで申し訳ない・・)あたりのネーミングでいかが?やっぱダメ?ですよね。ただ私はボールペンの将来のためにもこの筆記具を断固としてボールペンと認めないことをここに誓います!でも消しゴムで消せるなんてどんなインクを使ってるんだろう?とりあえず1本買ってみよっと。 |