その79 ■アリとキリギリス・・

 イソップの童話に「アリとキリギリス」ってお話がありますよね。キリギリスが夏の間遊びほうけているときに勤勉なアリはしっかり冬の準備をしていて、いざ冬になったときにキリギリスがアリに助けを求めるっていうような話だったと思いますが・・。あれって教訓としては「だからしっかり先のことを考えて真面目に働かないとダメですよ」という事なんでしょうが、でも当のアリは本当にそれで幸せだと思っていたんだろうか?と私には疑問に思うところもあります。もしかして当のアリは夏の間、キリギリスのようにその時やりたいことをやっていれば良かったとと後悔してたんじゃないでしょうか?・・実はアリはそんなキリギリスが羨ましくて仕方なかった・・なんてことはあり得ませんかね?「今やりたいことを今楽しむ」か、「将来のために今を我慢(あるいは犠牲に)する」か、これは状況によっても個人の価値観によっても様々なんでしょうが、あまりにも先のことばっかり考えて今を過ごしてしまうと、結局今しか生きれない我々は、一生涯人生を楽しむことなく終えてしまうことになりかねませんよね。あのアリだって、せっせと働いてたんだからおそらく働きアリで、だとすると寿命は1、2年ってとこです(インターネットで調べちゃいました)から、夏が青春期だったとするとあの冬にはすでにいいオッサン、いや働きアリはメスだからオバちゃん(これもインターネットで知りました)になっていたハズで、「確かにあの時真面目に働いたからこうやって冬を越せるけど、あの多感な青春時代は一度しかなかったんだから、もっといろいろやりたいことをやっておけば良かったなあ・・」なんて後悔してないとは限りません。小さい頃から遊ぶことなく受験勉強漬けで一流大を出たエリートがしょーもない軽犯罪で捕まったりするニュースを耳にするたびに、その時その時にやりたいことはある意味やるべき事でもあり、それをやっておかないと結局はどっかで歪みがきたり後悔したりするのかななんて月並みですが思っちゃいます。もちろんキリギリスのように全然先のことを考えないのは論外ですが、でももしかするとあのキリギリスも、その時一番やりたい音楽をとことん楽しみ追求することによって将来音楽家として成功し収入を得て難なく冬を過ごせるようになったかも知れません(一説によってはそんな結末もあるそうです・・これもインターネット知識)。だから何でも先のことばっかり考えて生きるのもいかがなものかと、新車マイカーの座席シートについてるビニールをいつまでも剥がさずに乗っているオジさんを今日見かけて思った次第です。そりゃぁシートが汚れなくて下取りは高いだろうけど、ビニールの上じゃお尻が滑って座り心地が悪いでしょ!ま、でもドロや砂を巻き上げて走りの調子が悪くなるのが嫌で全くオフロードを走る気のないパジェロのオーナーが言えることでもないんですケドね・・。

▼その80 ウサギパンダ?