その82 ■それって台風のせい?

 台風が猛威をふるってますが、ところで台風の被害って一体どっからどこまでなんでしょうか?確かに土砂崩れや堤防決壊、床上床下浸水、飛行機欠航に新幹線ダイヤの乱れなどは直接的な台風のせいなんでしょうが、台風が来てるのが分かってるのに屋根に登って落ちたり釣りをしていて波にさらわれたりなんてのは、全部台風のせいにしちゃうのはどうかな?と思うわけです。だから台風による被害のニュースで、死者○○人、けが人○○人なんてマスコミは被害を大げさに書きたいから何でも台風のせいにしがちですが、台風から言わせたら「確かに俺も悪いけど、相手もちょっと不注意なんじゃないの?全部俺が悪いように報道されるのは心外だ!」と名誉毀損で訴えかねません。ちょうどピッチャーの指が滑ってデッドボールになったときに「確かにぶつけちゃった俺も悪いけど、バッターも今のは避けれたんじゃないの?」と抗議するのに似ていますね。以前、大雪が降ったときにもニュースで「この大雪によるけが人は、除雪作業中に作業車の運転操作を誤ってケガした人など計○○人にのぼり、・・」っておいおい!それは大雪のせいじゃなくて、単なる運転操作ミスによるけが人じゃないの!そんなんまで大雪のせいにしちゃ大雪がかわいそうだって!と、基本的人権も文句を言う口も持ち合わせていない自然(当たり前ですが)をちょっと弁護してみたくなります。そんなんまで台風のせいになるなら、通行人が台風による強風で持っていた書類を飛ばされ追いかけて車道に飛び出し目の前のクルマが慌ててハンドルを切り歩道に突っ込むも歩行者なくドライバーも無事そうで何より!・・とほっと胸をなで下ろし見ていた対向車線のドライバーが赤信号に気づかず交差点に突っ込み周りのクルマは一斉に急ブレーキ!幸いにこれも事故にならず一安心。・・とその音にビックリした近くのラーメン屋のオヤジが大鍋をひっくり返して大やけど!なぁんて事になってもオヤジがやけどをしたのはやっぱり台風のせいになってしまうんでしょうか?何だか桶屋が儲かる話みたいですが、ようするにどこまで台風の責任といえるのかは考えてみると結構難しい問題です。だって逆に言えば土砂崩れだって、台風が来たら土砂が崩れる可能性があることは予め分かっていたハズで、それを承知で家を建てたり道路を作ったりしてたとすればその準備というか対応策は当然立てておくべきで、それを全然してなくて「土砂が崩れたから家や道路がダメになりました」はちょっと人のせい、いや自然のせいにしすぎなんじゃないでしょうか?例えばバレーボールでも、「ブロックが揃っていたからブロックされました」なんて感じのスパイクを打つ選手がいますが、その状況に対して自分はどうする!っていう意識がその都度働くかどうかはプレイヤーとして、いや人間としても結構決定的に重要な事のような気がしますがどうでしょうか?現在バレーボールVリーグチャンピオンであるサントリーの鳥羽監督はチームの選手に、「行動、つまり行って動くだけではダメだ。しっかり自分で考えて動く、すなわち考動できる選手になれ。」と言っているそうです。うーむなるほど!なかなか深いお言葉です。すぐに「だって○○が・・」と人のせいにしがちなそこのあなた(と私)!お互いしっかり考動しましょうね!

▼その83 継続は力いるなり・・