先日、ついにファンヒーターを買いに行ったんですが、いやぁ疲れました。「ファンヒーターなんて所詮ストーブに毛が生えたようなものだからどれを選んでも大差ないだろう」なんて軽く考えていたんですが、電気屋に行ってみたらデザインやタンク容量はもとより、「よごれま栓」だの「においま栓」だの「マイナスイオン」だのと実に様々な機能がメーカーから出されており、「こっちはこれが付いてるけどこの機能がない」とか「いいけどちょっと値段が・・」「他の店ならもっと安いかも・・」などとカタログとにらめっこしつつ電気屋数軒をハシゴして、知恵熱が出るくらい悩んでやっと購入に至ったわけです。 ま、こうして自由に色々選べるというのは、選ぶ楽しさも確かにあり幸せな事だとは思うんですが、もし電気屋が街に一つでファンヒーターも一種類しか無かったら何も悩むことなく「これ下さい」と一瞬で買い物が終わり、きっと楽なんだろうなぁと待望のファンヒーターに電源を入れながらつい思ってしまった次第です。そういえばレストランに行った時でも、あまりにもメニューが豊富で何ページもありどれも美味しそうだったりすると、その中から後悔しないようにベストな一品を選ぶというのは楽しいことだけど同時に辛いことでもあり、優柔不断な私は結局「当店おすすめ」マークが入っているものや他の人と同じものを選んでしまうことが多いんですが、みなさんはどうですか? 時間の使い方も同じで、日常生活って「今日これから何する」とか「今週中にこれやらなきゃ」「近い内にあそこへ行きたい」等々、様々なレベルでの行動の選択肢が山ほどあり、その中から一つずつ選択して日々を送っているわけですよね。この間スキー実習に行ったんですが、実習中は「スキーして、ご飯食べて、スキーして、ご飯食べて、スキーして、風呂入って、ミーティングして、寝て、起きて、ご飯食べて、スキーして・・」っていう具合にやることが決まっていて、自由な時間はほとんどないんですが、次々と日程をこなす単純な生活が結構心地よかったりします。「温泉に行くとリフレッシュできる」なんてのもおそらく、温泉の効能なんかよりも、温泉に行ったら日常の雑務を離れて「風呂に入る事くらいしかやることがない」という暇な状況が生み出す効果のほうがはるかに大きいような気がしますがどうですか? スポーツでも例えば陸上競技はとにかく自分の持っている力を100%出し切る事に集中することが全てで、相手との駆け引きやプレーの選択という要素は少ないですよね。一方バスケットボールやサッカー、ラグビーなんかのチーム入り乱れ型(?)スポーツは、「誰々を抑える」といった相手との駆け引きや、パス、ドリブル、シュートなどプレーの選択肢は常に各プレーヤーに与えられているわけです。もちろんどちらが良いとかいう話ではなく種目特性が違うという事なんですが、プレーの選択肢が多くなるほど状況判断能力やプレーの対応幅が求められることになります。つまり「自分の運動様式追求型」vs「相手との対応プレー追求型」ということになり、どちらのスポーツを選択するかはその人の性格や指向性の違いも大きく関係しているのではないでしょうか。 そういう点からするとバレーボールなんかは、ある程度プレーの選択肢は決まっている(基本的にはレシーブ→トス→スパイクという3段攻撃の応酬)中での限られた自由(スパイクのコース、フェイントやコンビ攻撃など)を持ち、自分のプレーや自チームの守りや攻撃力をまず磨き、それを相手にぶつけていく(相手が変わってもそれほど戦術を変えることはしない)という、中間的な位置づけになるのではないでしょうか?(テニスよりは自由度が高く、バスケよりは自由度が低い。)ま、言ってみればバレーのプレー選択は、定食屋の三つくらいのランチセットメニューから一つを選ぶようなもので、そういう意味では優柔不断だけど適度な自由も欲しいというワガママな私のようなタイプの人間にはとても合ってるスポーツだなぁと思っています。え?じゃあバレー愛好者はみんな優柔不断ってこと?いやいや、だったら陸上愛好者はみんなストイックな修行僧ってことに・・なるわけないですよね!K先生!ん?ちょっと近かったりして・・? |