その107 ■始めたらやめられない・・

 突然ですが、掃除って一度始めちゃったらなかなか止められない、って事ありませんか?普段はそんなに几帳面な方ではないので研究室の机の上は書類や雑誌が山のように積まれ、机面積の半分以上は作業できない状態だったんですが、ある瞬間ふと散らかり放題の机を見て「きったないなぁ、ちょっとかたづけるか・・」って思い掃除を始めたわけです。するとあら不思議!徐々に片づききれいになっていくにつれ、最初は仕方がなくやっていた作業も段々楽しくなってきて、机の上のパソコンや電話を拭き拭きしていると、今度は机の隣にあるテレビのホコリが妙に気になってきて「せっかくだから・・」と、止まらなくなっちゃいました。あの心理って一体何なんでしょうね?

 その時テレビ上部の細い溝のホコリを雑巾で拭きながら考えたのは、一つの部分に手を付けきれいにしたのに隣がホコリだらけでは逆に中途半端になってしまって落ち着かないって事です。掃除前のように部屋全部が同じ割合で散らかっているならそれはそれでバランスがとれてるんですが、一部分だけ片づくっていうのが、最初は全部片づけようなんて思ってなかったとしても、散らかっているところとの比較で何か作業途中みたいに思えてしまい、「どうせなら全部終わらせてすっきりしたい」っていう意識が働くような気がします。「♪やめられないっ止まらない!」でお馴染み(カルビー社CM、30歳未満は知らないかも・・)のスナック菓子でも、最初はちょっとだけつまんで残しとこうと思って袋を開けたとしても、食べてるうちに、また輪ゴムで口を閉じて保管したとしても「これだけ残しといてもなぁ」なんて妙に気になって、結局そんなに食べたくなくても全部食べてしまうなんて事、私は結構あるんですが、皆さんどうですか?

 だから掃除なんかではそうなることが薄々分かっているから、ちょっとくらい散らかっていてもしばらくは自分で気づかないふりをしちゃうのではないかと分析しています。部活の顧問やってても「今日は忙しいからちょっとだけ体育館に顔出してすぐ戻ろう」なんて思っていても一旦顔出しちゃうとなかなか練習の途中で抜けられず、結局最後まで練習に付き合ってしまったりします。え?これって単に優柔不断なだけ?最近寒い日が続いてますが、暖かい部屋でゴロンとくつろいでいるときはその状態から動きたくないという心理が働きますが、トイレや歯磨き、来客などで動かざるを得ない状況になり一旦立って動くと、動いたついでにあれもこれもそれもやっとこう!ってどんどん進んでいきません?

 つまり、物事は最初の一歩を踏み出すのが結構高いハードルになっていて、一旦始めると今度は止められなくなる。私はこれを「行動慣性の法則」(俗称「やめられない止まらないっの法則」)って勝手に名付けたいと思います。えっ?「三日坊主」は始めたけどすぐやめちゃうことで、全然これに当てはまらないって?だって三日坊主は物事を「始めて、終わって」を3回繰り返すわけでしょ!つまり慣性を3回も止めたらそりゃあ4回目は無理だって!え?それって私が飽きっぽいだけ?

▼その108 足し算とかけ算・・