新緑の季節になるとなぜか、毛虫たちが道路を横断し始めます。一体どういう理由なのか私には分かりませんが、彼等は車にひかれるリスクがあるにもかかわらず、一生懸命に道路の右側から左側、左から右へと走って行きます。私から見ると、「道路の反対側にそんなリスクを冒してまで横断するメリットなんかないよ。右側も左側もおんなじ!」って教えたくなるんですが、彼等には道路の反対側も、道路を横断する事がどれだけ危険な事かも分からないんだろうなと思います。見えているのはほんの数センチ先の道路面くらいでしょうか? と、ここまで「毛虫って周りが見えてないなぁ!」って目で観察してたんですが、ふと、結構自分もこの毛虫と同じかも・・?と、思えてきました。日々の仕事に追われ、「ふぅ、今日もなんとか無事のりきった」と、すぐ目の前にある仕事をこなしてばかりで、ついつい長期的展望を見失いがちな今日この頃です。「超整理法」でおなじみの野口悠紀雄さんは「人生全体のタイムスケジュールを書き出してみると、人生という時間の短さにハッとさせられる・・」と言っていますが、ともすれば私たちは何とはなしに「人生の時間は無限にある」と錯覚しているところがあるのかもしれませんね。 バレーボールのゲームを分析して分かる(私も研究者ですから一応・・)のは、強いチームはゲーム中盤くらいからグッと実力を発揮して相手をリードし、勝利をものにするということ、つまりセットの前半(25点中10点くらいまで)にはそれほど力が入っていないんですね。勝負どころを知っているというか、ここぞという時にグッと集中する。ま、マラソンで言うと35キロあたりでしょうか?たまに最初からとばしすぎて後半はバテバテになってるランナーもいますよね。バレーも同じで、最初からエースにボールを集め過ぎると、たとえ前半リードしても後半、エースが疲れたりパターンを読まれたりして、ここぞという勝負どころで決め手がなくなり負けてしまったりします。やみくもに一生懸命頑張るよりも、常にトータルを念頭に置きつつ最終的な勝利や利益を得られるように、鳥のような視線で全体を上から眺めたいものです。そして彼ら鳥たちは広い視野から、道路をやみくもに突き進む毛虫たちをいとも簡単にパクッとゲットしてしまうのでしょう。 ・・ということを分かっていながら、「また更新を一ヶ月もサボってしまった!」と慌てて書いている自分がここにいます。うーん、このままでは雑務の山に自分の人生がパクッと飲み込まれそう・・・人生の折り返し地点が近づき、残り時間が妙に気になるオヤジの独り言でした。 |