食品を買って保存し、気がついたら賞味期限が切れていた事、ありますよね。そのこと自体、無駄というかお金の損失になってるワケですが、「もったいないから食べちゃおう」と無理して食べ、その結果お腹をこわしたりすると、クスリ代や治療代がかかったり、仕事に集中出来なくなったりして、さらに自分の損失を大きくしてしまうことになります。 本も同じで、本屋で面白そうだなと思って買って、ちょっと読んでみたらちっとも面白くなかった時に、「せっかくお金を出して買ったんだから最後まで読まないともったいない」なんて頑張っちゃったりすると、本代を損した上に、そこから先、我慢して読み続けている分の時間と労力まで無駄にするというか、損失することになり、二重の損になってしまいます。 だからどちらの例でも被害を最小限にくい止めるには、こりゃダメだと思ったらもったいないという未練はすっぱり断ち切って、さっさと捨てたりリサイクル業者に売って処分してしまったりすることが大切です。 ただ食品の賞味期限は誰が見ても価値がなくなったことが分かりますが、本の場合はその判断が難しく、「最初は面白くないけど読み進めていくうちに面白くなるかも・・」とか、「面白く感じないのは自分の理解能力が足りないだけかも・・」なんて、自分が選んで買っただけに、なかなかバッサリと見切りをつけられないものです。また、本ってどんなものでも何となく高尚な物、というイメージがあるので、たとえ読んでなくても本棚に並べておいたりして、簡単に処分したり書き込んだりしたらいけないような気がしてしまいます。でも未練がましく読み続ける時間とエネルギーの損失、また本棚にずっと居座り続けるスペースの損失を考えたら、「ダメだこりゃ!ピンとこない。」と思ったらなるべく早く処分すべきでしょう。 これは以前、部屋にある沢山の物をいかにうまく収納すると良いか考えたときに、「捨てる収納」という本に出会ったことがきっかけでした。その本によれば、衣類など「いつかまた着るかも・・」なんてしまっておいても結局着る機会がないから、過去1年以上着なかった服はさっさと処分してしまうべきで、そうしないと部屋の収納スペースを圧迫する「不良債権」になると説いています。これも、着ない服を買ってしまった上に、それを保管し続けると二重の損失になるということですよね。なるほど!と思い、部屋片づけの際には「捨てる収納!」が我が家の合い言葉になっています。(でもこれがなかなか実際にはバッサリ捨てられないんですよね。自分の物じゃないといくらでもバッサリ出来るんですが・・) 一般的な感覚として、お金の損失は見えやすいし分かりやすいんですが、それに比べて時間の損失やスペースの損失は見えにくい。でも例えば時給700円のバイトをすることや、1時間300円の駐車場にクルマを置くことを考えたら、時間やスペースもお金に換算出来るし、わざわざお金に換算しなくても、時間やスペースの価値も含めて総合的に損得を考えて行動していくべきでしょう。短絡的に「もったいない」と思ってしたことが、実は二重の損をすることのないようにお互い気をつけましょうね。・・かく言う私も、遠くにある安売りキャンペーン中のガソリンスタンドまでわざわざ給油しに出かけたら渋滞にハマり、その道中で消費したガソリンと時間を損失した上に、スタンドに着いたら安売りキャンペーン時間を過ぎていて、近くのスタンドと同価格で給油してティッシュすらもらえず、むなしく帰った苦い思い出があります。んー、3重の損失!ことわざで言うと「泣き面にハチに鳥フン」って感じ?・・いやむしろ「虻蜂ハエ取らず」でどう? |