その163 ■基準が揺れては・・

 地震のニュースではよく、テレビ局のビルなどに設置されたカメラでの街並みの映像が使われます。確かに街並みを映した映像が揺れていて、地震があったらしいことは分かるんですが、でもこれは街が地震で揺れている映像というよりは、ビルに設置されているカメラが揺れていることを示している映像なわけで、基準が逆なんですよね。だから例えばカメラをビルに固定している金具やアームを柔らかい素材にしたりバネにしたり(する必要は全然ないですが)すれば、あの映像の揺れはもっと激しくなったりしますよね。そう考えると果たしてあの映像にどんな意味があるのかは甚だ疑問で、少なくともカメラの固定状態が完全密着でない限りはあの映像から揺れの大きさを判断することは出来ない、ということになります。(あ、でもビルの高さや構造によってビル自体の揺れの大きさも違うから、たとえ完全固定でも正確な揺れの判断は出来ないですねやっぱり・・)

 ま、これだけの話しなんですが、これを指導者の話に無理矢理結びつけて考えると、例えば体育授業でジャージを忘れた生徒に対して体育教師が、ある時は「ジャージがないなら授業に参加させない!欠席扱いにする!」なんて厳しくしてたのに、別の日に別の(例えば優秀な)生徒が忘れてきたときに「しょうがないな、今日だけは参加させるけど、今度から気をつけろよ」なんて、その日の気分や生徒によって対応の基準が変わっていたら、その教師は生徒からは信用されないでしょうし、ましてや生徒の正当な評価なんて出来るはずがありません。さらに個人としては同じ評価をしていたとしても、同じ名前の授業で、担当する教員によって評価が著しく違っていたらこれも問題です。人間ですからいつも完全に同じ判断を下すことは難しいですが、自分の判断基準が揺れないよう努力を怠ってはいけませんね。指導者の皆さん、お互い気をつけましょうね。

 では地震の話しに戻って、基準が揺れずに地震の揺れを分かりやすく示すカメラはどこに設置すべきでしょう?例えば全国の市役所の売店(コンビニ)に、地震を感知したら自動で空中に浮上する小型ヘリのラジコンカメラを設置しておき、売店の陳列棚の商品落下状況を撮影するようにしてはどうでしょうか?・・え?費用がかかりすぎる?そうですよね。(でもあのスーパーの商品落下散乱状況が一番身近に地震の大きさを感じさせる映像ですよね。)うーん、では市役所の屋上に鉢植えの野菜や草花を育てておいて、地震発生時には衛星GPSを使って地震発生地区の市役所屋上をズームでとらえ、鉢の落下破損状況(どうしても壊れる絵が欲しい!)を放送してはどうでしょう?そうすれば、日頃は屋上緑化によるCO2削減にもなるし、花や野菜は職員の癒しや栄養になるしで、一石三鳥くらいにはなりますよね。少なくともあのビルからのライブ映像よりはずっと正確でリアルな絵がとれると思いますので、是非検討をお願いしますね福田さん。

その164 正しいことしてるのに・・