塩原での生物学野外実習2001

 

2年前に続き,今年も7月28日〜8月2日までの6日間,日本大学工学部の生物学野外実習(生物学概論実験)が行われました。7月29日から8月2日までは塩原の日大の研修所に宿泊してのフィールド実習でした。この実習は教員免許状取得希望の学生のためのもので,今回も30名を越える学生が参加し,連日の猛暑の中,森林・草地・河川でいろいろな調査を行いました。実習生は皆まじめに,そして一生懸命に実習に取り組んでくれたので,指導する側としてはとても楽しい実習でした。

実習のプログラムは,前回と同じく,針葉樹林と広葉樹林の土壌動物相調査,草原の消費者(主に小型節足動物)調査,草原の植物群落調査,河川における水生昆虫調査などでした。以下は実習風景の一部です。 

日大工学部の生物学野外実習 Part 1

<土壌動物相調査>

土壌動物調査1

たくさんのモミ,スギなどが生える常緑針葉樹林での調査

森林における土壌動物相調査

 常緑針葉樹林と落葉広葉樹林との間で,土壌動物相に違いがあるかどうかを調べるため,それぞれの林に入り,地温や土壌水分などを調べ,リターを採取してきました。この後,ツルグレン・ファネルにリターをかけて,土壌動物を抽出し,両方の林の土壌動物相の比較を行いました。

土壌動物調査2

コナラが優占する落葉広葉樹林での調査

土壌動物調査3

こちらも広葉樹林での調査中の一コマ 


<草地の調査>

消費者調査1

草地における消費者調査

 1m×1mの調査区画内にどんな消費者が生息しているかを捕虫網などを使って採集しました。バッタ,アブラムシ,鱗翅目の幼虫などの一次消費者(草食動物)やクモ,ハチなどの二次消費者(肉食動物)がどのくらいの割合で採集されるかを調べます。

消費者調査2

消費者調査3

1m×1mの区画を設定して・・・。

消費者調査4

調査区画上空を飛ぶトンボも採集の対象に・・・。

同定作業1

室内に戻り,採集したサンプルの同定を行いました。
 

草地における植物群落調査

 班ごとに1m×1mの区画内の全植物を刈り取り,草丈、被度,種組成を調べることにより,調査地の優占種を推定しました。見た目はススキが一番多く見えますが,沼田の積算優占度(SDR)や刈り取った植物の生重量,乾重量から,それぞれ優占種を決定します。 

植物群落調査1

こんなにたくさん生えていたススキなどの植物が・・・。

植物群落調査2

徐々に刈り取られ・・・。

植物群落調査3

最後には,地面が完全に露出してしまいました。
 

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 2001.8.8 最終更新