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ツノトンボ類の中ではやや小型ですが,後翅の黄色が目立ちます。飛んでいてもこの黄色ははっきりわかります。 |
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今回は,福島で見られる貴重な昆虫として,キバネツノトンボを紹介します。
キバネツノトンボは,「トンボ」という名前が付いていますが,トンボの仲間ではありません。クサカゲロウやウスバカゲロウなど「脈翅目」の仲間で,幼虫はアリジゴクによく似た姿をしています。日本にはキバネツノトンボの他に,ツノトンボ,オオツノトンボ,オキナワツノトンボの4属4種が分布していて,福島にはオキナワツノトンボ以外の3種すべてが分布します。昔は大学構内にたくさんいたらしいのですが,現在はちょうど今頃(5月中旬)数頭が飛んでいる姿を見るだけです。でも,キバネツノトンボに出会うと,「また虫の季節がきたなぁ」と思ってしまいます。
大学構内には夏になると灯火にオオツノトンボがよく集まり,学生が「触角の長い変なトンボを捕まえました」と研究室に時々持ってきてくれますが,キバネツノトンボはオオツノトンボのような夜行性ではなく昼行性で,昼間大学構内の芝生やススキ野原の上をものすごいスピードで飛んでいます。まるで黄色い弾丸のようです。ただ,植物の葉の上などにとまっていると毛むくじゃらの体や大きな眼,そして名前の由来でもありこの仲間の大きな特徴でもある長い触角がはっきりとわかり,なんとも可愛らしく思えます。
最終更新:2001.5.18